広沢一郎

廣澤 一郎（ひろさわ いちろう）について

廣澤一郎は1963年12月27日生まれの日本の政治家および実業家です。現在は減税日本の副代表として活動し、選挙対策委員長も務めています。また、日本保守党において事務局次長としての役割も担っています。これまで愛知県議会議員や名古屋市副市長としての経験を持ち、さらには減税日本の幹事長も歴任してきました。実業界では、キングソフトの代表取締役を務めました。

来歴

廣澤は愛知県名古屋市瑞穂区で生まれ育ちました。彼の学歴としては、名古屋市立陽明小学校、汐路中学校、そして愛知県立瑞陵高等学校を卒業し、1986年に慶應義塾大学経済学部を卒業しました。卒業後はブラザー工業に勤務し、その後伊藤忠商事に移籍しました。1998年には株式会社マグノリアを設立しました。

2005年には金山軟件とのジョイントベンチャーによりキングソフト株式会社の代表取締役に就任し、この企業を牽引する立場となりました。その後、2011年に愛知県議会議員選挙に減税日本公認で立候補し、11420票を獲得して当選を果たしました。そして当選後、減税日本の幹事長にも就任しました。

続く2014年の第47回衆議院議員総選挙においても減税日本公認で愛知1区に立候補しましたが、18343票を獲得するも惜しくも落選しました。この結果を受けて、党幹事長を退任しました。

2017年には名古屋市副市長のポストに就任し、名古屋市長の河村たかしの推薦により、12月16日にその職に就きました。2021年12月には副市長としての任期を終えました。

教育長人事案とその後

2022年3月22日、名古屋市議会で河村市長が廣澤を市教育長に起用する人事案を提出しましたが、減税日本以外の全会派の反対によって議会はこれに不同意としました。主な理由は廣澤が減税日本所属の元県議であり、教育の中立性が損なわれるとの懸念からでした。

その後、同年3月27日、河村市長は次期参議院議員選挙で廣澤を減税日本から擁立する意向を表明しました。日本維新の会に公認を申請し、4月9日には維新が広沢を公認すると発表しました。2022年7月10日に行われた投票結果では、廣澤は17人中5位という結果で、約4万票差で再び落選しました。参院選後、彼は減税日本の幹事長に復帰しました。

政治活動の変化

2022年11月、翌年の第20回統一地方選挙における減税日本と維新の選挙協力が白紙となったため、廣澤は維新に離党届を提出しました。2023年5月には減税日本の幹事長を退任し、副代表および選挙対策委員長に就任しました。そして2023年10月17日には、新たに政治団体「日本保守党」の事務局次長に就任するなど、精力的に政治活動を続けています。

今後の廣澤一郎の動向や活動に期待が高まります。

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