広瀬裕

広瀬裕：悪役からドローンパイロットへ転身した異色の才能

広瀬裕（ひろせ ゆたか、1962年8月4日 - ）は、日本の元俳優、声優であり、現在は芸能事務所オフィスカレントの代表を務めています。本名は広瀬和久。

東京都出身の広瀬は、東京都立調布南高等学校を卒業後、東映アクションクラブで演技の道をスタートさせました。同期には唐沢寿明がおり、共に切磋琢磨した日々を送ります。体操選手としての経歴を生かし、当初はスタントマンを目指していましたが、後に俳優へと転身しました。

スーパー戦隊シリーズでの活躍

広瀬の名を広く知らしめたのは、スーパー戦隊シリーズでの悪役としての活躍でした。『超新星フラッシュマン』のレー・ワンダ役、『超獣戦隊ライブマン』の月形剣史/Dr.ケンプ役など、その美貌と存在感で多くのファンを魅了しました。

特に『鳥人戦隊ジェットマン』におけるトランザの最期は、衝撃的な演出で視聴者に深い印象を与え、今もなお語り継がれています。

声優、アクション監督としての挑戦

俳優業と並行して、声優としても活動の幅を広げていきました。アニメ『勇者指令ダグオン』のライアン役などを担当し、声優としての才能も開花させます。また、Vシネマ『爆走トラッカー軍団』シリーズでは、アクション監督としても活躍しました。

芸能界引退、そしてドローンパイロットへ

元々裏方の仕事にも興味があった広瀬は、俳優業を休止し、自らが設立した芸能事務所オフィスカレントの代表兼チーフマネージャーに転身しました。その後、映像撮影カメラマンや映画専門学校の講師などを務めます。

しかし、広瀬の挑戦はここで終わりませんでした。新たな興味の対象となったのは、ドローンです。ドローンによる空撮映像に可能性を感じた広瀬は、ドローンパイロットとしての道を歩み始めます。現在は株式会社ツウテックに所属し、テレビ番組や映画の空撮シーンを手掛けるなど、ドローンパイロットとして活躍しています。

エピソード

『フラッシュマン』では、当初レッドフラッシュ役の候補でしたが、悪役レー・ワンダ役に抜擢されました。
『ライブマン』で共演した嶋大輔に、演技のアドバイスをしたというエピソードがあります。
ドローンパイロットになったきっかけは、ドローンを飛ばす楽しさを味わいたいという純粋な気持ちからでしたが、撮影した映像を見て、すぐに仕事に繋げられると感じたそうです。

主な出演作品

テレビドラマ

超新星フラッシュマン - レー・ワンダ 役
超獣戦隊ライブマン - 月形剣史 / ドクター・ケンプ 役
鳥人戦隊ジェットマン - トランザ 役
五星戦隊ダイレンジャー - 的場陣 / ジン 役
仮面ライダーアギト - 白河尚純 役
超光戦士シャンゼリオン - 片桐一樹 / 闇将軍ザンダー 役

映画

劇場版 超新星フラッシュマン - レー・ワンダ 役

テレビアニメ

* 勇者指令ダグオン - ライアン 役

広瀬裕は、俳優、声優、アクション監督、そしてドローンパイロットとして、常に新しい分野に挑戦し続ける人物です。その飽くなき探求心と才能は、今後も多くの人々を魅了していくことでしょう。

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