広重美術館 (山形県)

広重美術館の紹介

広重美術館は山形県天童市に位置し、2024年4月にリニューアルオープンを予定しています。この美術館は、江戸時代に活躍した浮世絵師・歌川広重の作品を中心に展示していることが大きな特徴です。時代を超えて愛される広重の芸術を楽しめる場所として、開館以来多くの人々に親しまれています。

美術館の概要

この美術館は、1997年4月に、歌川広重の生誕200年を記念して開館しました。主なコレクションには、初代から五代に至る広重の錦絵、肉筆画、版本などが含まれています。また、作品を良好な状態で保存するために、毎月の展示替えを行いながら、特別展も企画されています。これにより、訪れるたびに新たな発見を提供してくれるのです。

開館時間と入館料

美術館の開館時間は、午前10時から午後5時までです。入館は午後4時30分まで可能です。料金については、一般大人が800円（団体料金は700円）、高校生と大学生が500円（400円）、小中学生は300円（200円）で利用可能です。また、身体障害者手帳をお持ちの方は、入館料が半額となります。

休館日と展示替え

毎週火曜日は休館日ですが、祝日の場合は翌日に振替えられます。また、展示替えのための期間が毎月末または月始めの3日間に設定されているため、その期間中は特に注目の展示が行われます。

アクセス

美術館へのアクセスは良好で、最寄り駅はJR東日本の天童駅です。駅からは徒歩でおよそ10分、またはバスを利用すると5分程度で到達可能です。車の場合は、東北中央自動車道の天童ICから約7分で到着します。

施設の構成

広重美術館は、2階と1階の構成になっています。2階には展示室が2つあり、ミュージアムショップや刀剣資料ギャラリー、ライブラリーなどが併設されています。1階にはカフェやレストラン、オーガニックショップ、さらにはワークショップスペースが設けられているため、訪問者は美術だけでなく、食や文化を体験することもできます。

主な展示品

なかでも注目なのが「天童広重」と呼ばれる一連の作品です。これは歌川広重が天童藩の依頼により描いた肉筆画から成り立っています。江戸時代、藩の財政が厳しい時代に、広重は藩内外の商人や農民からの協力のもと、約200幅の作品を描いたとされていますが、現在確認できるものはごくわずかです。

周辺情報

美術館の周囲には、温泉地である天童温泉が点在し、観光の拠点としても賑わいを見せています。観光とともに、広重の芸術に触れる贅沢な時間を楽しむことができるのが、この美術館の魅力です。

広重美術館は、文化的な体験を提供する場であり、リニューアルオープン後もより多くの訪問者を迎え入れることでしょう。

もう一度検索