広電宮島ガーデン

株式会社広電宮島ガーデン：宮島観光の拠点から、新たなステージへ

広島電鉄株式会社の完全子会社である株式会社広電宮島ガーデンは、広島県広島市に本社を置き、広島県廿日市市と山口県下松市において、物品販売と飲食事業を展開しています。同社は、宮島観光において重要な役割を担っており、その歴史と変遷は、地域の観光発展と深く関わっています。

宮島口店の歴史と変遷

1966年4月、現在の廿日市市宮島口駅近くに、高さ60メートルを誇る宮島タワーを併設した「広電宮島ガーデン」が開業しました。この施設は、観光客に土産物や食事を提供する拠点として賑わいを見せました。しかし、1997年に宮島タワーが解体され、その後、2002年には「もみじ本陣」としてリニューアルオープン。3階建て3200平方メートルの建物にはテナント7店舗とレストラン、物販店が入り、広島電鉄の定期券販売業務も受託していました。

しかし、「厳島港宮島口地区港湾整備事業」に伴い、2019年12月に「もみじ本陣」は閉店しました。跡地は、宮島口駅の移設予定地となっています。

そして2020年4月2日、フェリー乗り場の北側に新たな店舗「etto（エット）」がオープンしました。2階建て1600平方メートルの建物には、土産物店や飲食店など16店舗が入居しています。定期券販売業務は、広電宮島口駅に移行されました。「etto」は2021年度にはグッドデザイン賞を受賞しており、そのデザイン性と機能性の高さは高く評価されています。

サービスエリア事業

広電宮島ガーデンは、宮島口駅周辺の事業に加え、山陽自動車道宮島サービスエリア（下り線）と下松サービスエリア（下り線）の運営も手掛けています。高速道路を利用するドライバーに、食事や休憩の場を提供することで、地域社会への貢献も果たしています。

オンラインショップ

「もみじ本陣」時代には、ウェブサイトを通じて土産物の販売を行っていました。現在、オンラインショップは準備中の状態です。今後の展開が期待されます。

まとめ

株式会社広電宮島ガーデンは、半世紀以上にわたって宮島観光を支え、時代の変化に合わせて進化を遂げてきました。宮島口の新たなランドマーク「etto」は、伝統と革新が融合した空間として、多くの観光客に快適な体験を提供しています。今後も、地域社会の発展に貢献する企業として、更なる成長が期待されます。

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