庄司龍二

庄司 龍二のプロフィール

庄司 龍二（しょうじ りゅうじ、1987年2月1日 - ）は、日本の元プロ野球選手であり、捕手として活躍した後に大阪府警察の警察官に転身した人物です。

経歴

庄司は和歌山県出身で、箕島高等学校では、3年生の時に夏の和歌山県予選で3回戦に進出したものの、甲子園出場の経験はありませんでした。高校卒業後は、大阪体育大学に進学し、野球部に所属しました。在学中、彼は1年次の秋から正捕手の位置に就き、リーグ3位となる打率.394を記録し、チームの優勝に貢献しました。特に、2年次の春には第55回全日本大学野球選手権大会で優勝し、阪神大学野球連盟史上初の大学日本一に輝く成果をあげました。

しかし、腰の怪我に悩まされ、プロ野球志望届を提出したものの指名を受けることができず、4年春にはベストナインに選ばれるも、その後の将来に影が差しました。大学卒業後は、名古屋を拠点に居酒屋やレストランを展開するジェイプロジェクト（現ジェイグループホールディングス）に入社。野球部では2009年春から4番打者および正捕手としてプレーしましたが、都市対抗野球大会には出場できませんでした。

勤務の日は、早朝から野球の練習と午後には居酒屋でのバーテンダー業務をこなすハードな日々を送っていました。3年目の2011年には、この年が自身にとっての最後のチャンスと考え、禁酒を誓い、さらなるトレーニングに励みます。

プロ入りとその後

2011年10月27日、プロ野球ドラフトにおいてオリックス・バファローズから5位指名を受けてプロ入りを果たします。しかし、2012年のシーズンでは怪我の影響から一軍昇格を果たすことなく、シーズンを終えました。2014年の10月25日には球団から戦力外通告を受け、同年11月にオリックスで戦力外になった同選手と共に、大阪府警察本部の推薦方式の試験を受験すると発表し、2015年には警察官として新たな人生を歩み始めることとなります。

選手としての特徴

庄司は捕手として、遠投120メートル、二塁送球が1秒8という強肩を誇ります。また、パンチ力のある打撃も特徴であり、選手としての総合力が評価されました。プロ契約後には、婚約者と共に会見を持つなど、私生活の面でも注目を集めます。

バーテンダーとして勤務していた期間もある彼ですが、「野球選手は体が命」との信念から一滴の酒も口にしなかったことも、彼のストイックな姿勢を表しています。

詳細情報

• - 年度別打撃成績：一軍公式戦出場なし
• - 背番号：49（2012年 - 2014年）

関連項目

• - 和歌山県出身の人物一覧
• - 大阪体育大学の人物一覧
• - オリックス・バファローズの選手一覧

外部リンクには、選手の国際的な成績が記載された基地があります。

庄司 龍二の物語は、ただのスポーツ選手の成功にとどまらず、人生を変える選択をした一人の男の成長を物語っています。

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