床弓

床弓（とこゆみ、1961年10月12日 - ）は、大相撲の元床山であり、本名を 行方嘉朗（なめかた よしろう）といいます。福井県小浜市出身で、高砂部屋に所属していました。

1977年5月場所で採用され、床山としてのキャリアをスタートさせました。長年の経験を経て、1998年1月場所には二等床山に昇進。さらに、2008年1月場所には最高位である一等床山へと昇進を果たしました。床山としての技術と経験を高く評価されていたことが伺えます。

2024年1月場所が実質的な最終場所となり、2024年2月29日に日本相撲協会を退職しました。特筆すべき点として、番付に掲載された床山が停年（定年）を迎えることなく中途退職したのは、相撲界初の事例となります。これは、床山という職業におけるキャリア形成において、新たな側面を示す出来事として注目されました。2024年3月場所では、番付に掲載された最後の場所となり、その長いキャリアに幕を閉じました。

床山は、力士の髪を結い、土俵に上がる力士の身だしなみを整える重要な役割を担っています。力士の個性を引き出し、その魅力を最大限に引き出すためには、高い技術と豊富な経験が求められます。床弓は、長年にわたりその職務を全うし、多くの力士を支え、相撲界に貢献しました。

参考文献

『平成十六年度 大相撲力士名鑑』ベースボールマガジン社、2004年。

外部リンク

床山一覧表

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