床田聖悟

床田 聖悟

床田 聖悟（とこた しょうご）氏は、1997年9月27日に神奈川県横浜市で生を受けた日本のプロラグビー選手です。現在、ジャパンラグビーリーグワンDIVISION2に参戦する日野レッドドルフィンズに所属し、チームのバックスの一員として活躍しています。グラウンド上での主な役割はフルバック（FB）であり、最後尾からチームのディフェンスを統率し、攻撃の起点となる重要なポジションを担っています。公称身長は182センチメートル、体重は88キログラムです。

ラグビー一家の背景

床田家は非常に珍しいラグビー一家として知られています。聖悟氏は3人兄弟の末弟ですが、兄たちもまたラグビー選手としての道を歩んでいます。一番上の兄である裕亮（ゆうすけ）氏は、かつてジャパンラグビーリーグワンの強豪、埼玉パナソニックワイルドナイツでプレーした経験を持ちます。そして、一つ上の兄である淳貴（あつき）氏は、現在、聖悟氏と同じ日野レッドドルフィンズに所属しており、兄弟揃ってチームに貢献しています。このような環境で育ったことが、彼のラグビーキャリアの基礎となり、大きな影響を与えたことは想像に難くありません。

学生時代の歩みとプロ入り

彼のラグビー選手としての本格的なキャリアは、神奈川県のラグビー強豪校である桐蔭学園高校で始まりました。この高校時代には、その才能が認められ、高校日本代表候補に選出されるなど、同世代の中でも抜きん出た存在として注目を集めました。2016年に桐蔭学園高校を卒業した後、彼は立教大学へと進学し、大学ラグビー界でさらなる研鑽を積みました。

大学での4年間を経て、2020年に立教大学を卒業した床田氏は、プロラグビー選手としてキャリアをスタートさせることを決意し、日野レッドドルフィンズに加入しました。プロの世界へ飛び込んだ彼は、すぐにチームの一員として活動を開始します。

公式戦デビュー

プロ選手として迎えた最初のシーズン、2020-2021シーズンのジャパンラグビートップリーグにおいて、床田聖悟氏は記念すべき公式戦デビューを果たしました。その日は2021年3月6日。リーグ第3節の相手は、日本のラグビー界を代表する強豪チームの一つ、神戸製鋼コベルコスティーラーズでした。この試合に彼は途中から出場し、トップレベルでの第一歩を印しました。

フルバックは、相手の攻撃に対する最後の砦として、またカウンターアタックの起点として、広い視野と高い判断力、そして正確なスキルが求められるポジションです。床田選手は、ラグビー一家で培われた経験と学生時代に磨いた才能を活かし、日野レッドドルフィンズの勝利に貢献すべく、日々練習に励んでいます。今後の彼の更なる成長と活躍が期待されています。

もう一度検索