床鳴

床鳴（とこなる、本名：相馬大岳）は、1975年2月25日に青森県青森市で生まれました。彼は大相撲の世界で、力士の髪を結い上げる床山としてその腕を振るっています。

1990年3月場所に床山として採用され、相撲界でのキャリアをスタートさせました。当初は四等床山として経験を積み、その後、2001年1月場所には三等床山へと昇進。着実に技術と地位を向上させていきました。

さらに、2011年1月場所には二等床山、そして2021年1月場所には最高位である一等床山へと昇進を果たしました。この昇進は、彼の長年の努力と卓越した技術が認められた結果と言えるでしょう。

床鳴は、特に元大関・稀勢の里（現・二所ノ関親方）の担当床山として有名です。稀勢の里が初めて土俵に上がった時から、引退し断髪式を行うまでの17年半もの間、彼の髪を結い続けました。この長きにわたる献身的なサポートは、相撲ファンからも高く評価されています。

現在、床鳴は田子ノ浦部屋に所属し、所属部屋の変遷としては、鳴戸部屋から田子ノ浦部屋へと移っています。彼は長年の経験と技術を活かし、力士たちの個性を引き出す髪型を作り上げることで、相撲の世界を支え続けています。

参考文献

『相撲』編集部編『令和五年 大相撲力士名鑑』ベースボールマガジン社、2023年。

外部リンク

床山一覧表
* 日本相撲協会　床鳴

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