座間市コミュニティバス

座間市コミュニティバス（ザマフレンド号）

座間市におけるこのコミュニティバスは、2004年11月から運行が始まりました。
最初は市役所へのアクセスを提供するために試行運行され、2012年からは本格的な運行へ移行しました。愛称の「ザマフレンド号」は、公募によって選ばれた名称で、市内在住の女性が提案したアイディアから生まれました。これにより、市民の交通手段として重要な役割を果たしています。

概要

座間市の地形は起伏があり、坂道が多いため、コミュニティバスは一般路線バスを補完する存在として設置されています。このバスは、主要な道路をカバーしているため、市民にとっては便利な交通手段となっています。

初期の運行は、地元の南東京自動車が担当していましたが、後に神奈川中央交通が参入し、2021年からは一部のコースが神奈中タクシーに移管されました。これにより、運行体制が見直され、市民により良い便宜を提供できるようになりました。

運賃は大人・小人ともに150円で、未就学児は無料というシンプルな料金体系が設定されており、交通系ICカードの使用はできないものの、専用回数券も販売されています。運行は年末年始を除く毎日行われており、平日と土日のダイヤは同様です。もともとは100円均一でしたが、2017年に価格が改定され、価値の向上を図るために様々な取り組みが行われています。

現行路線

座間市コミュニティバスには、A、B、C、D、Eの5つのコースがあります。

Aコース（さがみ野コース）

市役所を起点に、立野台公園前、かしわ台駅入口を経由してさがみ野駅へ向かいます。1日9往復の運行があります。最初の運行は2004年に始まり、その経路は2017年に延伸されました。

Bコース（小松原・病院経由コース）

このコースでは、座間市役所からイオンモール座間を経由して、小松原や病院へアクセスできます。1日8本の運行があり、最初は2007年に始まり、経路変更が行われています。

Cコース（相模が丘コース）

イオンモール座間を起点とし、相模が丘や小松原周辺を回るコースで、1日10本の便があります。こちらも2009年に運行が開始され、経路が見直されています。

Dコース（東原・ひばりが丘南コース）

座間市役所を起点に、児童館前までを結ぶコースです。運行は1日6往復で、2006年から始まりました。

Eコース（西部方面循環コース）

市役所を中心に、座間駅入口や座間総合病院を経由するルートが設定されています。左回りと右回りの運行があり、1日にそれぞれ運行されています。

運行車両

コミュニティバスには、専用の車両が用意されており、市の花であるヒマワリや県キャラクターの「ざまりん」がラッピングされています。A・B・D・Eコースではトヨタ・ハイエース、Cコースでは日野・ポンチョが使用されており、これにより町の輸送力を強化しています。

コミュニティバスは、地域住民の生活を支える重要な交通手段となっており、座間市の交通体系において欠かせない存在だと言えるでしょう。

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