康

康（こう）

「康」は、主に中国と朝鮮半島にみられる姓です。

中国の姓

中国において「康」は、2020年の統計では上位100姓には入っていませんが、台湾では2018年の統計で80番目に多い姓として記録されており、35,827人が確認されています。

著名な人物

康黙記: 遼の時代の政治家であり軍人として活躍しました。
康茂才: 元から明にかけての時代に軍人として名を馳せました。
康有為: 清末から民初にかけての思想家、政治家、書家であり、戊戌の政変の中心人物として知られています。

朝鮮の姓

朝鮮における「康」（カン、朝: 강）は、一般的な姓の一つです。特に済州特別自治道では、同音の「姜」と並んで非常に多く見られます。

著名な人物

康珍化: 作詞家として知られ、元在日韓国人二世です。
康熙奉: 作家であり、韓国・済州島出身、東京生まれの在日韓国人二世です。
康京和: 韓国の外交官、政治家として活躍しています。
康慶玉: 韓国の国会議員として活動しています。
康才良: 韓国の国会議員を務めました。
康文用: 韓国の国会議員として活動しました。
康誠元: 韓国の国会議員として活動しました。
康源采: 韓国の国会議員を務めました。
康容植: 韓国の国会議員として活動しました。
康祐赫: 韓国の国会議員として活動しました。
康奉均: 韓国の国会議員として活動しました。
康容碩: 韓国の国会議員を務めました。
康聖鐘: 韓国の国会議員として活動しました。
康準鉉: 韓国の国会議員を務めました。

氏族

「康」の氏族は、主に10の本貫が伝わっていますが、その中でも信川康氏、谷山康氏、載寧康氏が主要な氏族であり、今日ではこれらの氏族以外はほとんど見られません。

人口と割合

1930年の国勢調査によると、「康」姓の世帯は1万5428世帯であり、そのうち半分以上の9600世帯が平壌、平安道、黄海道に集中して居住していました。1960年の調査では、約半分の4000世帯が済州島に集中していました。2015年の調査では、済州特別自治道に18,347人が居住しており、道内で8番目に多い姓となっています。

関連項目

朝鮮人の姓の一覧
* 「康」で始まるページの一覧

もう一度検索