廈深線

廈深線（かしんせん）について

廈深線は、中国の福建省アモイ市にあるアモイ北駅から、広東省深圳市の深圳北駅を結ぶ高速鉄道です。2013年12月28日に全線が開通しました。

概要

この路線は、中国の「四縦四横」高速鉄道ネットワーク計画における重要な縦軸の一部であり、杭福深旅客専用線を構成します。上海、華南、華東と深圳という沿岸部の主要都市を結ぶ、非常に重要な幹線となっています。総建設費は417億元に達しました。

輸送能力は旅客列車が1日あたり120往復、貨物が年間1,200万トンと非常に大きく、中国鉄道第二勘察設計院と第四勘察設計院によって設計されました。最高速度は200〜250km/hで、深圳と廈門の間を約3時間で結びます。運賃は一等車が181元、二等車が150.5元です。

総延長は502.4kmで、そのうち145kmが福建省、357kmが広東省に位置します。沿線には廈門、漳州、潮州、汕頭、掲陽、汕尾、恵州、深圳など、19の駅があります。経済特区である汕頭の中心部を迂回するため、汕頭駅と潮汕駅を結ぶ連絡線が建設されました。

沿革

2007年11月23日：福建省区間の建設が開始。
2008年1月6日：広東省区間の建設が開始。
2008年11月29日：螺河特大橋の建設が開始。
2009年12月30日：大南山トンネルが貫通。
2012年5月11日：九龍江大橋が架橋。
2012年11月24日：漳州市内の全長9,888mの梁山トンネルが貫通。
2013年4月26日：福建省区間のレール敷設が完了し、広東省区間と接続。
2013年3月：深圳坪山駅（計画時の駅名は深圳新城）の建設が開始。
2013年10月4日：架線の敷設が完了。
2013年12月1日：客扱いなしの試運転が開始。
2013年12月28日：全線が正式に開通。開通日の乗車券は12月25日に発売開始。

駅一覧

（具体的な駅名リストは省略）

脚注

（注釈は省略）

外部リンク

香港発アジア行。－深圳・廈門間の高速鉄道が開通へ。
* 铁道第四勘察设计院：厦门至深圳铁路环境影响报告书

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