廣山望

廣山望について

廣山望（ひろやま のぞみ）は1977年5月6日生まれの元サッカー選手で、千葉県袖ケ浦市の出身です。彼は主にミッドフィールダーとしてプレーし、現在はJFAアカデミーU15の指導者を務めています。また、JFA公認のS級コーチ資格を持っています。

プロ入り前の経歴

千葉県市原市で生まれ、幼稚園に入学する際に袖ケ浦市へ引っ越しそこからサッカーに打ち込むようになりました。習志野市立習志野高等学校時代には、1995年に参加した高校総体で優勝する成果を収め、さらに千葉県選抜として国民体育大会でも優勝した実績があります。彼は商業科ではなく普通科に在籍し、成績も優秀で、評定平均値は4.8で学年1位に輝いていました。

選手としての経歴

1996年にジェフユナイテッド市原に入団し、同年に千葉大学の教育学部に推薦入学し話題になりました。市原では1年目からスタメンとして出場し、合計120試合に出場する実績を残しました。特に1998年のシーズンには7ゴール5アシストを記録しています。

彼は海外でのプレーを希望し、複数のクラブからのオファーを受けた後、2001年にパラグアイのセロ・ポルテーニョにレンタル移籍しました。環境の違いに苦しみながらも、右サイドハーフとしてレギュラーの座を確保し、チームは国内リーグでの優勝を果たしました。2001年のコパ・リベルタドーレスでは日本人選手として初めて出場し、7試合で2得点を上げました。

その後、日本に戻り、東京ヴェルディ1969を含む複数のクラブでプレーを続け、最終的には2012年にリッチモンド・キッカーズで現役引退を発表しました。引退時には自身のブログを通じて、最後の試合だったUSLプレーオフについて触れています。

代表歴

上の世代の日本代表にも名を連ね、1997年のFIFAワールドユース選手権では4試合に出場し1ゴールを記録。1998年のアジア大会では5試合の出場を果たしました。2001年にはA代表に初招集されましたが、試合には出ず、その後も数回の招集があったものの、公式戦での出場は限られたものでした。

指導者としてのキャリア

引退後、廣山は2013年からバルセロナに留学し、JFAアカデミー福島でコーチングを行っています。特に、2017年からU-15日本代表のコーチを務めるなど、若い選手たちの育成に力を注いでいます。

人となり

廣山はサッカーだけでなく、人柄でも知られており、同級生からは「キャプテン翼の翼くんに似ている」と称されています。また、オフィシャルショップの名付け親やCM出演経験もあり、広範な活動を行っています。

所属クラブ

彼のキャリアには、ジェフユナイテッド市原、セロ・ポルテーニョ、スポルチ・レシフェ、SCブラガ、モンペリエHSC、東京ヴェルディ1969、セレッソ大阪、ザスパ草津、リッチモンド・キッカーズなど、多様なチームが含まれています。これにより、国内外のサッカー界での経験を積み重ねてきました。

結論

廣山望はそのプレイヤーとしての実績だけでなく、指導者としても若者たちの育成に貢献している重要な人物です。これからも日本のサッカー界において、彼の活躍から目が離せません。

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