評定

評定について

評定（ひょうてい）とは、ある物事の成績、質、価値、等級などを決定すること、または決定された成績そのものを指します。評価と似た意味合いを持ちますが、評定は様々な評価を総合的に判断し、最終的に定められた値として理解するのが適切でしょう。

評定の概要

評定は、一般的に3段階、5段階、10段階などの段階に分けて評価されます。これらの段階を表す方法としては、数字（1, 2, 3, 4, 5…）、アルファベット（A, B, C…）、記号（◎, ○, ▲, △…）などが用いられます。さらに、これらの記号に「+」や「-」を組み合わせたり（B-、A++）、ダッシュ（B'）を使用するなど、評価の場面によって様々な表現方法が存在します。

重要な点として、数字やアルファベットが示す優劣は、評価が行われる状況によって異なるため、記号だけを見て評定を判断することは難しい場合があります。そのため、多くの場合、評定で使用される記号の意味を説明するための表や注釈が添付されています。

学校教育における評定

学校教育の現場では、主に3段階または5段階の評定が用いられることが一般的です。教師は、生徒の学習状況、宿題の提出状況、定期考査の結果などを総合的な資料として評価し、その結果に基づいて評定を決定します。公立学校においては、2000年ごろから絶対評価という方法が用いられるようになり、評価資料を客観的に評価することが重視されています。

評定は学期ごとに通知表に記載され、生徒やその保護者に通知されます。また、学年末には指導要録に記録され、学校で保存されます。さらに、高校や大学受験の際には、調査書にも記載され、内申点として合否判定の資料として用いられます。

参考文献

国立教育政策研究所 評価規準の作成、評価方法等の工夫改善のための参考資料 2011

関連項目

評価
教育評価
成績評価
絶対評価 - 相対評価
調査書 (進学と就職) - 内申点

外部リンク

* 国立教育政策研究所

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