廣末哲万

廣末哲万（ひろすえ ひろまさ、1978年3月26日 - ）は、高知県出身の俳優であり、映画監督としても活躍しています。

2001年には、脚本家の高橋泉とともに映像ユニット「群青いろ」を結成し、映像制作の活動を開始しました。2004年、ぴあフィルムフェスティバル（PFF）のアワード2004において、「群青いろ」の作品がグランプリと準グランプリを独占するという快挙を成し遂げ、一躍注目を集めました。この受賞により、映像作家としての才能を広く知らしめることとなりました。

廣末哲万が監督・主演を務めた第16回PFFスカラシップ作品『14歳』は、2007年の第36回ロッテルダム国際映画祭で最優秀アジア映画賞を受賞、さらに2008年には芸術選奨新人賞を受賞するなど、国内外で高い評価を受けました。また、2011年には監督作品『FIT』が第61回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に正式出品され、国際的な映画祭での評価をさらに高めることとなりました。

俳優としての主な出演作品には、『天然コケッコー』や『海燕ホテル・ブルー』、『凶悪』などがあります。また、高橋泉が監督を務めた作品にも多く出演しており、特に2024年には『雨降って、ジ・エンド。』と『彼女はなぜ、猿を逃したか？』の2作品に出演しています。テレビドラマでは、『科捜研の女 season24』に出演するなど、幅広いジャンルで活躍しています。

監督としての主な作品には、『さよなら さようなら』、『鼻唄泥棒』、『14歳』、『夕日向におちるこえ』、『FIT』、『あした家族』などがあります。これらの作品では、監督だけでなく脚本や撮影、出演も兼任することが多く、マルチな才能を発揮しています。

廣末哲万は、映像制作における高い才能と、俳優としての豊かな表現力を兼ね備え、映画界において独自の存在感を放っています。今後も、監督、俳優として、その活躍が期待されています。

主な作品

映画
さよなら さようなら （2005年） - 監督・撮影・主演
ある朝スウプは （2005年、監督:高橋泉） - 主演
鼻唄泥棒 （2006年） - 監督・主演（脚本:高橋泉）
14歳 （2007年） - 監督・主演（脚本:高橋泉）
天然コケッコー （2007年、監督：山下敦弘） - しげちゃん 役
夕日向におちるこえ （2007年） - 監督・脚本・出演
むすんでひらいて （2007年、監督:高橋泉） - 出演
FIT（2010年） - 監督・脚本・撮影・出演
海燕ホテル・ブルー （2012年、監督:若松孝二） - 出演
凶悪 （2013年、脚本:高橋泉） - 出演
あした家族（2013年） - 監督・出演
ミスターホーム（2014年、監督:池田千尋、ハセガワアユム、工藤渉、長友孝和） - 出演
雨降って、ジ・エンド。（2024年、監督:高橋泉） - 出演
彼女はなぜ、猿を逃したか?（2024年、監督:高橋泉） - 出演

CM
NTT DoCoMo 「家ラブ族」（市川準監督・2006年） - 出演

テレビドラマ
科捜研の女 season24 第4話（2024年7月24日、テレビ朝日） - 塚串洋次 役

外部リンク
群青いろホームページ - ウェイバックマシン（2019年1月1日アーカイブ分）
廣末哲万 (@gunjyoiro99) - X（旧Twitter）
廣末哲万 - allcinema
廣末哲万 - KINENOTE
* Hiromasa Hirosue - IMDb

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