延世大学校 韓国語学堂

延世大学校 韓国語学堂の概要

延世大学校韓国語学堂は、ソウル特別市西大門区に位置する韓国の言語教育機関です。この機関は、1959年に設立され、朝鮮語を母国語としないさまざまな人々への教育を専門としており、特に外国人や在外コリアンを主要な対象としています。英語では「Yonsei University Korean Language Institute」（略称：KLI）として知られています。

概要

延世大学校の附属教育機関である韓国語学堂は、発足以来、132,701人もの学生がここで朝鮮語を学んできました（2016年データ）。この数は147カ国に及び、規模と歴史の面から見ると、韓国国内だけでなく、国際的にも非常に著名な教育機関となっています。特に、韓国で外国人が朝鮮語を学ぶ際には、まず名前が挙がるほど、その存在感は抜群です。

交通アクセスと施設

韓国語学堂は、延世大学校の新村キャンパスの東端に位置しています。このため、大学の正門よりも東門からのアクセスが便利です。構内の施設には、講義室や講堂、相談室、料理実習室などが揃っています。具体的な所在地は、ソウル特別市西大門区延世路50です。最寄りの交通機関としては、地下鉄2号線の新村駅から約20分、梨大学駅からは約15分でアクセス可能です。

教育課程

韓国語学堂ではさまざまな教育課程を提供しています。正規の課程では、1日4時間の授業が週5日行われ、初級から上級まで6つのレベルに分かれています。この正規課程は、1年半で全レベルを履修することができ、競争のある環境の中で実力を高めていけます。また、大学進学を希望する学習者向けの特別課程や、夜間の上級課程なども用意されています。毎年夏には特別なプログラムが開設されるほか、短期集中の課程も定期的に行われています。これらのプログラムは、特にアメリカや在外コリアンの参加者を対象としています。

これまでの歴史

延世大学校韓国語学堂は、1959年4月に発足した、韓国の初の朝鮮語専門教育機関です。その後、1997年12月に米ロサンゼルスに分校を設立し、国際的な教育機関としての地位を確立しました。

著名な卒業生

この韓国語学堂には、多くの著名な卒業生がいます。たとえば、産経新聞ソウル支局長や国際政治学者、ジャーナリストなど、多岐にわたる分野で活動している人物が数多く在学していました。卒業生の中には、韓国近現代史の専門家や映画評論家、さらにはファッションモデルやアナウンサーも名を連ねています。彼らの活躍は、韓国語学堂の教育の質の高さを証明しています。

さまざまな教育プログラムと著名な卒業生を輩出している延世大学校韓国語学堂は、今後も多くの学生にとって、朝鮮語を学ぶための重要な場であり続けるでしょう。

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