延岡新港

延岡新港について

延岡新港は、宮崎県延岡市に位置する地方港湾であり、その管理は宮崎県が行っています。この港は、かつて土々呂漁港の港区に含まれていましたが、延岡港における貨物取扱量の増加と、河口港としての航路維持の困難さから、新たな港湾建設の必要性が高まりました。このような背景から、1968年に建設が計画され、1972年に着工に至りました。

建設と整備の歴史

1972年の着工以来、防波堤をはじめ、第一ふ頭、第二ふ頭、上屋といった施設が順次整備されてきました。特に、旭化成の進出に伴い、旭化成新港基地が港内に設けられたことは、この港の重要な特徴の一つです。

発着状況

2015年度のデータによると、延岡新港への発着数は389隻で、その総トン数は206,377トンに達します。このうち、外国商船は10隻で、総トン数は11,059トンでした。これらの数字から、延岡新港が地域経済において重要な役割を果たしていることがわかります。

沿革

延岡新港の歴史は以下の通りです。

1970年8月24日：港湾区域が認可。
1972年12月12日：港湾区域が公示。
1972年：防波堤の建設が開始。
1979年：第一ふ頭が完成し、供用開始。
1985年：第二ふ頭が完成し、供用開始。
1988年：県営上屋が完成し、供用開始。

施設概要

延岡新港は、公共岸壁2バース、旭化成専用岸壁1バース、専用ドルフィン1バースの合計4バースを有しています。それぞれの施設の詳細な情報は以下の通りです。

旭化成専用ドルフィン：水深-6.0m、長さ38m、3,000GT。重油バースとして利用されています。
旭化成専用岸壁：水深-6.0m、長さ200m、3,000GT。化学薬品バースとして利用されています。
第1号岸壁：水深-6.0m、長さ120m、3,000GT。セメントバースとして利用されています。
第2号岸壁：水深-5.5m、長さ300m、2,000GT。

関連情報

延岡新港に関するさらに詳しい情報や、宮崎県内の他の港湾については、以下のリンクから参照できます。

日本の港湾一覧#宮崎県

参考文献

国土交通省『港湾統計（年報）』2016年版 (https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00600280&kikan=00600)（2017年4月16日閲覧）

外部リンク

* 延岡新港・平岩港の概要

これらの情報から、延岡新港が地域における重要な物流拠点であり、産業活動を支える上で欠かせない存在であることがわかります。

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