建極

建極（けんきょく）は、9世紀後半、具体的には860年から877年までの18年間、南詔（なんしょう）の王であった世隆（せりゅう）の時代に使用された元号です。

元号は、中国やその周辺地域において、皇帝や王の治世を区切り、年を数えるために用いられた紀年法です。元号を定めることは、その王朝の正当性を示す意味合いもありました。南詔は、現在の中国雲南省を中心に存在した国で、唐の時代に独立し、独自の文化を築きました。

世隆の時代は、南詔にとって重要な時期であり、政治、経済、文化において様々な出来事がありました。建極の元号が使用された期間は、南詔の歴史を理解する上で重要な手がかりとなります。

元号についてより深く研究したい場合は、以下の文献が参考になります。

李崇智『中国歴代年号考修訂本』（北京：中華書局、2001年1月） ISBN 7101025129

関連項目

元号一覧 (中国)

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