廿日市市消防本部

廿日市市消防本部の概要

廿日市市消防本部（はつかいちししょうぼうほんぶ）は、広島県廿日市市における消防活動を担う機関です。地域の安全を守るために、消防業務や防災活動が行われています。管轄区域には、廿日市市を含む吉和地区があり、特に吉和地区の消防業務は広島市消防局に委託されています。

基本情報

2023年11月現在、廿日市市消防本部の管内には116,578人の住民がおり、世帯数は51,726世帯です。管内の面積は343.96平方キロメートルに及び、地域の防災を支えるため、43台の消防車両と2艇の消防艇が配備されています。

消防車両の種類

消防車両は、以下のように多岐にわたる仕様が整っています：

• - 消防ポンプ自動車: 廿日市消防署、佐伯消防署に1台ずつ、宮島消防署と大野消防署にはそれぞれ2台ずつ配備。計6台。
• - 水槽付き消防ポンプ自動車: 廿日市消防署、西分署、佐伯消防署、大野消防署に各1台ずつ、計4台。
• - 高規格救急車: 廿日市消防署に3台、他各署には2台ずつ計11台。
• - 化学消防ポンプ自動車: 廿日市消防署に1台。
• - ハシゴ付き消防自動車: 廿日市消防署に1台。
• - 救助工作車: 廿日市消防署と大野消防署に各1台、計2台。
• - 小型動力ポンプ付き水槽車: 廿日市消防署に1台。
• - 指揮車・支援車: 指揮車は各消防署に1台ずつ、指揮支援車は廿日市消防署に1台。
• - 災害対応多目的車: 廿日市消防署に1台。
• - 資機材搬送車: 西分署以外の各署に各1台、計5台。
• - 査察広報車: 廿日市消防署に3台、宮島消防署、大野消防署に各1台ずつ、計5台。
• - 消防艇: 宮島消防署に1艇、救急救助艇も同様に配備されています。

沿革

廿日市市消防本部は、1957年に設立され、1988年には市制施行に伴い名称が『廿日市市消防本部』に変更されました。その後、2003年に廿日市市、佐伯町、吉和村が合併し、改めて新生廿日市市が形成されます。さらに、2005年には廿日市市、大野町、宮島町が合併し、現在の消防署体制が整備されました。2019年には佐伯分署が昇格し、佐伯消防署として独立しました。そして、2024年には新たに指揮車が導入され、更なる防災能力の向上が図られています。

組織体制

廿日市市消防本部は、消防長（消防監）をトップに、消防次長（消防司令長）をはじめ、様々な部署が存在しています。これにより、より効率的に消防業務を行っています。具体的には、総務課や予防課、警防課などが設置されています。各消防署にも、それぞれの消防課が設けられ、地域の防災業務に従事しています。

まとめ

廿日市市消防本部は、地域の安全を守るため、様々な消防車両や救急機材を整備し、効率的な消防体制を構築しています。地域住民に安心を提供するため、消防活動を通じて日々努力を重ねています。これからも地域に根ざした活動を続け、より安全な廿日市市を実現していくことでしょう。

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