式見

式見地区

長崎市の西部に位置する式見地区は、角力灘に面した地域です。1962年1月1日に旧西彼杵郡式見村が長崎市に編入合併されたことにより、長崎市の一部となりました。中心部は静かな港町で、バスの便も良く、比較的交通の便が良い地域です。

歴史

式見地区は、1962年の長崎市編入以前は、西彼杵郡式見村でした。編入後、1971年までは旧村の7郷がそのまま使われていましたが、同年、町名設置が実施され、現在の町名となりました。

現在の町

式見地区は、以下の7つの町から構成されています。

相川町（あいがわ）：漁業が盛んな地域で、相川と中尾の2つの集落があります。長崎バスの駐車場があり、バスの便が良いのが特徴です。
式見町（しきみ）：式見地区の中心部で、もともとは漁業が盛んでしたが、近年は宅地化が進んでいます。式見小学校、市役所式見地域センター、式見郵便局などが所在しています。式見漁港を囲むような地形が特徴です。
園田町（そのだ）：山間部に位置しています。以前は木場町という名称でしたが、中心部の木場町との同名回避のため、字園田にちなんで改称されました。
牧野町（まきの）：山間部に位置し、棚田が広がっています。野菜やみかんの栽培も盛んな農業地域です。
見崎町（みさき）：半島状に突き出た地形が特徴で、岬になっています。茂木の大崎町との同名回避のため改称されました。集落は内陸部にあります。
向町（むかえ）：中心部から川を挟んだ向かい側に位置しています。漁業が盛んで、式見町から続く住宅地の一部を形成しています。
四杖町（よつえ）：改称理由は不明ですが、「田舎」のイメージを嫌ったという説が有力です。字四杖にちなんで名付けられました。麓の方は式見町から続く住宅地の一部を形成し、坂に沿って住宅地が広がっています。式見中学校があります。山林部は現在も「田舎」地区と呼ばれており、山間部です。レジャー施設「あぐりの丘」があります。

交通

鉄道: 鉄道は通っていません。
バス: 長崎自動車（長崎バス）が運行しています。
道路: 国道202号、長崎県道112号長崎式見港線が通っています。

施設

公共施設: 長崎市役所式見地域センター
教育機関: 長崎市立式見中学校、長崎市立式見小学校
商業施設: 金融機関などがあります。
その他: レジャー施設「あぐりの丘」があります。

参考文献

角川日本地名大辞典編纂委員会編『角川日本地名大辞典 42 長崎県』1987年 ISBN 9784040014203

関連項目

長崎市の地名

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