引ク落ツ

『引ク落ツ』（ひクおツ、北米タイトル: Crashmo、欧州タイトル: Fallblox）は、任天堂より2012年10月31日に発売されたニンテンドー3DS用のアクションパズルゲームです。前作『引ク押ス』の続編として、新たな要素が加わり、より奥深いパズル体験が楽しめます。

概要

本作の最大の特徴は、新遊具「ヒクオツ」の登場です。前作の「ヒクオス」が引き出し型だったのに対し、「ヒクオツ」は複数の立体ブロックで構成されています。プレイヤーはこれらのブロックをステージ内で移動させ、道を作って進んでいきます。最終的な目標は、ゴール地点にいる鳥「はこびトリ」を捕獲することです。

システム

ゲームの基本的なルールは、積み重なったブロックをスライドさせて動かすというものです。ブロックの下部分をスライドさせると、上のブロックは基本的にその場に留まります。ただし、下のブロックを動かすことで、上のブロックと接する面がなくなり、落下することがあります。この落下を利用して、新たな道を作ったり、仕掛けを解いたりすることが、ゲームの攻略の鍵となります。

また、複数のブロックを同時に押したり、引いたりすることも可能です。ブロックを別のブロックに引っ掛けて、連鎖的に動かすこともできます。前作から引き続き、主人公マロのジャンプや行動を戻す機能も搭載されています。

しかけ

本作では、様々な仕掛けが登場し、パズルに深みを与えています。

うくブロック: 宙に浮いているブロックで、他のブロックと同様に平面方向に移動できます。
マンホール: ブロックの上面にある仕掛けで、中に入ると別の場所にある同色のマンホールから出られます。ただし、他のブロックで塞がれている場合は使用できません。
ドア: ブロックの前面にある仕掛けで、中に入ると別の場所にある同色のドアから出られます。マンホールと同様に、他のブロックで塞がれている場合は使用できません。
うごくスイッチ: ブロックの上面にある仕掛けで、踏むごとにブロックが表面の三角形の向きに応じて移動します。

ヒクオツ工房

「ヒクオツ工房」では、最大32×32マスの範囲で自由にブロックや仕掛けを配置し、オリジナルのヒクオツを作成できます。作成したヒクオツは、QRコードとして出力し、JPEG形式の画像ファイルとして保存できます。この機能により、他のプレイヤーと自作のヒクオツを共有し、楽しむことができます。

その他

公式サイトでは、ゲーム本編には登場しない特別なヒクオツのQRコードが定期的に掲載されていました。これにより、ゲームクリア後も新たなパズルに挑戦することができました。

脚注

関連項目

引ク押ス - シリーズ第1作目。シリーズ3作目の『引ク押ス ワールド』についても記載。
引ク出ス ヒッパランド - シリーズ第4作目。

外部リンク

* 引ク落ツ 公式サイト

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