引田 有美(ひきた ゆみ)
引田有美は、
1965年6月2日生まれの日本人声優で、
アーツビジョンに所属しています。
東京都出身で、以前は「小桜有美」としても知られていました。彼女は声優業の他にも、歌手としてのキャリアも持っています。
略歴
引田は
1978年12月1日に、13歳の頃に「稲葉有美」として歌手デビューを果たしました。このデビュー曲は、
ドイツの歌手アンドレア・ユルゲンスの「私はこれが好きなのに」の日本語版であり、「だからもう一度」として知られています。この時期、彼女は「ミューズ」という事務所に所属していました。その後、渡辺プロ
音楽スクールや鈴木邦夫ポップススクールを経て、最終的には
アーツビジョンの声優部門に参加しました。
人物背景
引田有美の家族は、多くの才能を持つ人々が揃っています。父は有名な奇術師である初代引田天功、母は喜劇女優の小桜京子です。また、彼女の大伯父は落語家の柳家金語楼という著名な存在で、さらに異母妹には
1980年代に活動していたアイドルグループ少女隊のメンバー、引田智子がいます。趣味としては
音楽鑑賞を楽しむことが挙げられています。
主な出演作品
引田有美は、数多くのアニメ、映画、ゲームに出演しており、多彩なキャラクターに声を当ててきました。以下に、彼女の主なテレビアニメ出演作を挙げます。
- - 魔法のプリンセス ミンキーモモ|魔法のプリンセス_ミンキーモモ(1991年) - レイ役
- - 風の中の少女 金髪のジェニー(1992年) - コニー役
- - クレヨンしんちゃん(1992年 - 2017年) - おねいさん、母親、など多様なキャラクター
- - 名探偵コナン(1996年 - 2015年) - 数々のキャラクターを担当
- - 中華一番!(1997年) - カリン役
- - NARUTO(2006年) - 加代役
- - 恐竜冒険記ジュラトリッパー(1995年) - マニュア役
彼女の仕事はアニメに留まらず、劇場版やOVA、ゲーム、吹き替えにも広がっています。例えば、ゲーム『
サクラ大戦』シリーズにおいては紅のミロク役を担当し、多くのファンに愛されています。
吹き替えや映画での活躍
引田は声優としてだけでなく、多くの吹き替え作品や映画でも活躍しています。例えば、
ソン・ソンミ役での「盗られてたまるか」や「マイ・ボス マイ・ヒーロー」等、外国映画の日本語吹き替えにも参加しています。ドラマCDやナレーションなど、多岐にわたるジャンルで実力を発揮してきました。
また、引田は1984年にシングル「Dreamy My Love」で
音楽活動を開始しており、これも彼女の才能の一部です。このシングルは、アニメのオープニング曲にも関わるなど、彼女の幅広い才能を示しています。
まとめ
引田有美は、声優としての豊かなキャリアを持つだけでなく、そのバックグラウンドもまた色彩豊かであることから、幅広いファン層を持つ魅力的なアーティストです。家族に恵まれた才能を持ちながら、これからも多くの作品で彼女の声を聞くことができるでしょう。