弘前市立致遠小学校

弘前市立致遠小学校

弘前市立致遠小学校は、青森県弘前市浜の町北1丁目に所在する公立小学校です。地域に根ざした教育活動を展開し、児童の成長を支えています。

沿革

致遠小学校は、1887年（明治20年）5月26日に藤代、石渡、町田、船水の4つの小学校が統合され、「致遠尋常小学校」として創立されました。校名は、『論語』の一節「致遠恐泥（遠きを致すには泥（なず）まんことを恐る）」に由来し、遠大な目標に向かって努力することを意味しています。

1888年（明治21年）：鳥町へ移転。
1891年（明治24年）：富栄尋常小学校を併合。
1900年（明治33年）～1925年（大正14年）：校地拡張や校舎増築を重ねる。
1926年（大正15年）：青年訓練所を併設。
1934年（昭和9年）：校訓（礼儀・勤労・倹約・協同・忍耐）を制定。
1937年（昭和12年）：創立50周年を迎え、校章を制定。
1941年（昭和16年）：国民学校令により、藤代村立致遠国民学校に改称。
1947年（昭和22年）：学制改革により、藤代村立致遠小学校に改称。学校給食を開始。
1955年（昭和30年）：弘前市への合併に伴い、弘前市立致遠小学校と改称。
1958年（昭和33年）：岩木川の氾濫により、校舎が床上浸水の被害を受ける。
1960年（昭和35年）：特殊学級を設置。
1968年（昭和43年）：完全学校給食を実施。
1973年（昭和48年）：鉄筋コンクリート造の新校舎が竣工。
1975年（昭和50年）：新校舎落成記念式典を挙行。
1976年（昭和51年）：学校プールが竣工。
1983年（昭和58年）：校舎増築・新体育館落成記念式典を挙行。日本海中部地震で校舎に一部亀裂。
1987年（昭和62年）：創立百周年記念大運動会を開催。
2011年（平成23年）：耐震補強工事を実施。
2017年（平成29年）：トイレの大規模改造を実施。
2019年（令和元年）：空調設備の大規模改修。
2026年（令和8年）：屋根改修予定。

学校教育目標

「真心で学び励む致遠の子 - 自立・共生 -」を教育目標に掲げ、児童の自主性と協調性を育んでいます。

学区

以下の地域が学区に含まれます。

藤代（1丁目～5丁目）
土堂
萢中
船水
町田
浜の町東（2丁目～5丁目）
浜の町西（1丁目の一部・2丁目の一部・3丁目）
浜の町北
石渡
外瀬（1丁目・2丁目）
藤野（1丁目・2丁目）
元薬師堂
船水（1丁目～3丁目）
町田（1丁目～3丁目）
八代町
藤内町

岩木川の西側、藤代地区一帯が主な学区です。

周辺施設

弘前市致遠児童センター（隣接）
日本教育書道会恵心書道教室（正門向かい）
住宅型有料老人ホームファミリー
社会福祉法人緑真会致遠保育園（進学前保育園）

交通アクセス

弘南バスミニバス 土堂・浜の町・栄町団地線「致遠小学校通り」停留所下車、徒歩約5分

参考文献

『致遠小学校百年史』（致遠小学校・1987年）
『弘前市教育史 別巻 年表・学校沿革索引』（弘前市・1978年）
『青森県教育史 別巻』（青森県教育委員会・1973年）

関連項目

青森県小学校一覧
* 弘前市立第二中学校（主な進学先中学校）

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