弘南バス藤代車庫

弘南バス藤代車庫

弘南バス藤代車庫は、青森県弘前市に位置する弘南バスの車庫です。かつては営業所として機能していましたが、1998年に車庫へと組織変更されました。しかし、停留所名や方向幕、サボなどには、旧称である「藤代営業所」の名残が今も残っています。

沿革

藤代車庫の歴史は、1960年8月に弘前市内線支所（弘前営業所所管）が開設されたことから始まります。その後、1969年10月に弘前市内線支所が藤代に移転し、藤代営業所として新たに開設されました。

1987年には、和徳営業所の廃止に伴い、「弘前 - 田代・川原平・大秋線」が藤代営業所へ移管されました。しかし、1998年の組織改正により、弘前営業所藤代車庫へと降格。管理棟裏の敷地が住宅地として造成・分譲されたことで、規模が縮小されました。

この組織変更に伴い、以下の路線が弘前営業所または板柳案内所へ移管されました。

弘前営業所へ移管: 弘前 - 碇ヶ関線、弘前 - 相馬・水木在家線
板柳案内所へ移管: 弘前 - 十腰内線（鬼沢経由）、藤崎 - 藤代営業所線、船沢 - 聖愛高校線

さらに、以下の路線の一部が板柳案内所との共管となりました。

弘前 - 糠坪線
弘前 - 堂ヶ沢線（鬼沢経由）
弘前 - 船沢線
弘前 - 弥生線
弘前 - 葛原線
弘前駅 - 藤代営業所線（駒越経由、浜の町経由）
弘前駅 - 四中校線
駒越 - 松原・小栗山線
浜の町 - 松原線

また、弘前営業所より以下の路線の一部が移管され、板柳案内所との共管となりました。

弘前 - 堂ヶ沢線（楢の木経由）

2009年4月1日には、板柳案内所と桜ヶ丘案内所での車両配置が廃止されたことに伴い、一部の路線が移管されました。また、待合室横の自動二輪・自転車の駐輪スペースが廃止されました。

所管路線（2023年現在）

藤代車庫が所管する路線は以下の通りです。

弘前駅 - 藤代営業所線
城西大橋経由
工業高校経由
浜の町経由
浜の町・市役所経由（復路のみ）
田茂木経由（復路のみ）
石渡 - 弘前駅線
給食センター経由
市役所経由
弘前駅 - 金属団地・桜ヶ丘線（桔梗野経由）
駒越 - 小栗山線（弘前営業所と共管）
浜の町 - 安原団地線（弘前営業所と共管）
浜の町 - 南高校線
弘前 - 堂ヶ沢・十腰内線（弘前営業所・和徳車庫と共管、糠坪・楢の木経由を除く）
高杉・鬼沢経由
糠坪・楢の木経由
堂ヶ沢 - 小栗山線（夏期のみ運行）
弘前 - 船沢線（弘前営業所と共管、聖愛高校線を除く）
聖愛高校線
弘前 - 三ツ森線
小友 - 聖愛高校線
弘前 - 田代・大秋線（弘前営業所と共管、区間便の田代線のみ）
田代線
大秋線
弘前 - 弥生線（弘前営業所と共管）
弘前 - 葛原線
兼平 - 聖愛高校線（冬期のみ運行）
ためのぶ号（津軽藩ねぷた村・りんご公園線）
ミニバス 土堂・浜の町・栄町団地線

その他

2009年4月の所管路線増加に伴い、方向幕に新たな表示が追加されました。また、板柳案内所からの転属車に対しては、共管路線の多さから、藤代車庫の従来車と同様に不足分が補充されました。ただし、「三ツ森線」・「田茂木線」など、一部路線では未装備のため、手書きのサボで対応している場合があります（2010年1月現在）。

参考文献

20年のあゆみ 弘南バス株式会社
30 あゆみ 弘南バス株式会社
弘前管内バス時刻表
弘前市地域公共交通計画（弘前市地域公共交通会議）

外部リンク

弘南バス株式会社

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