津軽藩ねぷた村

津軽藩ねぷた村について

津軽藩ねぷた村は、青森県弘前市に位置する体験型観光施設で、弘前ねぷたをテーマにしたユニークな体験が楽しめます。この施設では、弘前ねぷたに関するさまざまな展示や、津軽三味線の生演奏を聴くことができるため、訪れる人々にとって忘れがたい文化体験を提供しています。

施設の概要

津軽藩ねぷた村には、常設展示館「弘前ねぷたの館」があり、ここでは弘前ねぷたのお囃子がリアルに実演され、さらに津軽地方の民工芸品の製作風景を見学したり、実際に製作体験をすることができます。また、国登録記念物の日本庭園「揚亀園」や、文化財として指定されている茶室「揚亀庵」、趣のある建物に指定された「蔵工房たくみ」もあり、これらが一つの施設内で楽しめる点が魅力です。

施設内のポイント

1. 弘前ねぷたの館
ここでは1977年に行われた第32回国民体育大会の参加作品を含む大型ねぷたの展示が行われており、観客はその内部構造を間近で見ることができます。また、お囃子の実演が随時行われ、伝統文化を直に体感することができます。

2. ねぷたの間ヤーヤ堂
金魚ねぷたや干支ねぷたの制作実演が行われており、津軽錦の原型モデルも展示されています。岩木山観光協会の紹介コーナーもあり、地域の魅力を知ることができます。

3. 津軽蔵工房たくみ
江戸時代の米蔵を利用した民工芸品の制作工房で、津軽塗やこぎん刺しなど、津軽地方に古くから伝わる工芸品の制作を見学することができます。

4. 津軽三味線 山絃堂
津軽三味線に関する資料が展示され、生演奏を聴くことができるスペースです。2020年以降の新型コロナウイルス対策の一環として、「300名の津軽三味線大合奏」を大型スクリーンで放映する取り組みもなされています。

5. 日本庭園 揚亀園
津軽独自の作庭方式によって作られた庭園で、自然を感じながら散策ができる場所です。この庭園内には季節ごとに美しい植物が咲き、訪れた人々を楽しませています。

ショッピングエリア

施設内には、青森県の特産品を取り扱う「アンテナショップ弘前店」や、津軽料理を楽しめる「大かまど飯 津軽旨米屋」など、さまざまなショップがあります。ここでは青森県内の農水産物加工品や土産品などを購入することができます。また、手焼きせんべいの販売所では、職人が伝統的な技術でせんべいを焼き上げている様子を見ることもできます。

アクセス情報

津軽藩ねぷた村は、JR弘前駅から弘南バスでアクセスできます。車の場合、東北自動車道の大鰐弘前ICから約20分ほどの距離です。周辺には弘前公園や弘前城などの観光スポットもあり、観光の合間に立ち寄るのにうってつけの施設です。

営業時間と定休日

見学・体験エリアは年中無休で、開館時間は9時から17時30分まで。ショッピングエリアは各所で異なりますが、基本的に9時から17時まで営業しています。特に日曜日の朝市では、多彩な商品を取り揃えた店舗が集まり盛況を呈しています。

津軽藩ねぷた村は、弘前の伝統を感じることができるスポットとして、多くの観光客に愛され続けています。この文化体験を通じて、地域の魅力をより深く知ることができることでしょう。

もう一度検索