「弱虫サンタ」について
「弱虫サンタ」は、
2008年12月10日にリリースされた羞恥心の3枚目であり、最後の
シングルです。この楽曲は、クリスマスをテーマにした楽しいメロディーを持ち、リスナーに温かい雰囲気を届ける一曲となっています。
シングルは通常盤とスペシャルプライス盤の2種類があり、通常盤は1260円、スペシャルプライス盤は525円で販売されました。特に注目されるのは、通常盤に収録されているカップリング曲「何もかもが君だった」で、これは羞-shu-名義で
つるの剛士が歌っており、感動的なバラードとしても愛されています。
この曲は、フジテレビ主催のイベント「HOT☆FANTASY ODAIBA 2008-2009」のために作られたキャンペーンソングで、また「何もかもが君だった」は携帯サイト「
ドワンゴ」のテーマソングとしても採用され、
岩手めんこいテレビの音楽番組『Break Point!』の12月期オープニングテーマにもなっています。
楽曲のコスチュームデザインには、白いコートが使われており、メンバーそれぞれのイメージカラーである赤、青、黄色が subtleに取り入れられています。これまでの
シングルではメンバーのイメージカラーが強調されていたのとは違い、このデザインはよりシンプルでありながら、クリスマスの雰囲気を醸し出しています。
シングルのリリースに関しては、初めは「
里田まい with 合田兄妹の『
もうすぐクリスマス』が完売しない限り発売中止」という条件がありましたが、『クイズ!ヘキサゴンII』のメールマガジンではそれが「ドッキリ」だったと説明されています。最終的に「
もうすぐクリスマス」は完売したため、「弱虫サンタ」が無事にリリースされました。
この
シングルは羞恥心のデビューから数ある
シングルの中でも特別な位置を占めています。なぜなら、これが彼らの活動休止前の最後のCDであり、結果として初ステージのラスト
シングルとなりました。そして、2011年11月には羞恥心は正式に解散と発表されることになります。
また、
シングルの収録内容としては、通常盤には「弱虫サンタ」とそのカラオケバージョン、そして「何もかもが君だった」とそのカラオケバージョンが収録されています。DVDには「弱虫サンタ」の振り付け映像や、羞恥心のスペシャルトーク&アニメも収められています。特典として、通常盤にはランダムでトレーディングカードが封入されており、スペシャルプライス盤は初回生産分に特典はないものの、手に入れやすい価格設定となっています。
「弱虫サンタ」は
オリコンチャートでも大きな成功を収め、
2008年12月9日付のデイリーチャートに初登場して以来、7日間連続で1位を獲得しました。また、同年12月22日付にはグループとして、初の週間チャートでの1位も達成しています。これはポニーキャニオンにおいても約5年振りの快挙となり、その後の音楽シーンにおいても記憶に残る作品となりました。
シングルの収録されたアルバムもいくつか存在し、「弱虫サンタ」は様々なコンピレーションアルバムにも収録されています。また、
つるの剛士のソロアルバム『つるのうた』の中にも新たに録音されたバージョンが含まれており、彼のソロアーティストとしての成長も伺えます。
「弱虫サンタ」は、クリスマスシーズンにぴったりの楽曲であり、今もなお多くのファンに愛されている一曲です。