張本天傑

張本天傑 - プロバスケットボール選手

張本天傑（はりもと てんけつ）は、1992年1月8日に中国の遼寧省瀋陽で生まれた日本のプロバスケットボール選手です。彼はセンターフォワードのポジションを担い、現在はB.LEAGUEに所属する名古屋ダイヤモンドドルフィンズで活躍しています。彼の中国名は張天傑です。

幼少期とスポーツの環境

張本はスポーツ一家に育ちました。父親はバスケットボール選手で、母親はバレーボール選手として活躍していました。また、祖父はフェンシングのコーチであり、叔父もバドミントン選手と、家族みんながスポーツに携わっています。母親が引退後、日本に留学することになり、それに伴って張本も移住し、日本国籍を取得しました。

学生時代の活躍

彼の中学、高校時代も素晴らしい成果を上げています。2007年、中部大学第一高等学校に進学し、同期の宇都直輝と共にインターハイに参加しました。この学校での3年生時にはインターハイやウィンターカップでベスト16に進出という成績を収めました。

その後、2010年に青山学院大学に進学し、そこで主力選手として成長を遂げました。彼は2年生の時に全日本大学選手権（インカレ）で優勝し、3年生の時には関東大学選手権、関東大学リーグ戦で優秀選手賞を受賞し、4年生では関東大学選手権でMVPに輝くなど輝かしい成績を残しました。

プロ入りとその後

2014年2月、張本はNBLの当時のアーリーエントリー制度により、トヨタ自動車アルバルク東京に入団しました。ここで彼は7試合に出場し、その後2016年には名古屋ダイヤモンドドルフィンズに移籍しています。このチームで彼はさらなる成長を遂げ、活躍し続けています。

日本代表選手としてのキャリア

張本は高校2年生の2008年にU-18日本代表に選出され、日本バスケットボール界でも初めての中華系帰化選手として話題となります。同年の第22回U-18アジア選手権ではチームを4位に導きました。大学2年次の2010年には日本代表候補として名前を連ね、同年の第26回ユニバーシアードにも出場し、さらなる経験を積みました。

2012年には日本代表として初選出され、台湾との親善試合やウィリアム・ジョーンズカップに出場します。2014年には再び日本代表に選出され、FIBAアジアカップで6位、仁川アジア大会では3位に輝きました。国際舞台での経験も積み重ね、2021年には東京オリンピックの日本代表にも選ばれ、さらなる高みを目指しています。

まとめ

張本天傑は、日本に移住し、多くの努力を重ねて現在の地位を築いてきた選手です。彼の経歴は、才能と努力の結果であり、日本のバスケットボール界でも重要な存在となっています。今後の彼の活躍に期待が寄せられています。

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