弾丸ファイター

『弾丸ファイター』の詳細

『弾丸ファイター』は、SMAPの41枚目にあたるシングルで、2007年12月19日にビクターエンタテインメントからリリースされました。この作品は、前作『ありがとう』から約1年2か月ぶりのリリースとなり、ファンからも大きな期待が寄せられました。

楽曲の特徴と背景

表題曲『弾丸ファイター』は、テレビ朝日系列で放送されるスポーツ番組のテーマソングとして使用されています。特に、同局が放送するプロ野球中継や北京オリンピックの予選試合の際でも流れることで、多くの人々に親しまれました。また、この楽曲は星野ジャパンを支援するプロジェクトの一環としても位置づけられ、中居正広が公式サポートキャプテンに任命されたことも話題を呼びました。

このシングルは、SMAPにとって2007年唯一の新曲となり、発表の翌日には『HAPPY HAPPY [[SMAP]]』という楽曲が期間限定でSMAP SHOPから販売されることも発表されています。また、音楽配信のみで提供された『Mermaid』や『旅立ちの日に』もこの時期に関連してリリースされました。

特徴的なのは、この楽曲にはメンバーのソロパートが全く含まれていない点です。バトンタッチ式のユニゾン歌唱を取り入れることで、全員での一体感を演出しています。特にサビ部分では、木村・稲垣から中居・草彅・香取へとバトンを渡すようなダンスパフォーマンスが注目されました。

プロモーションとパフォーマンス

2007年11月30日放送の『ミュージックステーション』にて、楽曲がテレビ初披露されました。これによって、楽曲への期待感が一層高まりました。さらに、情報解禁日前の12月1日には『木村拓哉のWhat's UP SMAP!』で偶然にも楽曲が流れる事件も発生し、木村は「スタッフの首が飛ぶかも」と語る一幕もありました。

12月3日には『SMAP×SMAP』でミュージックビデオが初公開され、銀座周辺を背景にメンバーが街中を歩きながら歌うシーンは非常に印象的でした。また、同月のFNS歌謡祭や紅白歌合戦でも披露され、高視聴率を記録しました。

音楽的側面とチャート成績

この楽曲の作曲を手掛けたGajinは、SMAPの『buzzer beater』にも関わっており、その楽曲性は一貫して高い評価を得ています。冒頭と間奏のラップはHeartsdalesのメンバーが担当しています。一方、カップリング曲の『Christmas Night』は、元々は悲しい内容であった歌詞を木村の希望により明るい内容に変更されました。

リリースからのチャート成績も優秀で、2007年12月31日のオリコン週間シングルチャートでは初登場1位を獲得しました。これにより、SMAPは19作品目の1位を記録し、デビューからの41作品連続TOP10入りという偉業を達成しました。さらに、2008年も1月14日付で3週間連続1位を獲得し、楽曲の人気は不動のものとなりました。

このような成功は『弾丸ファイター』がただの曲にはとどまらず、SMAPの音楽的活動の集大成とも言える存在であることを示しています。

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