当たるトラ年! 今年も大躍進 必殺&タイガース

当たるトラ年! 今年も大躍進 必殺＆タイガース

『当たるトラ年! 今年も大躍進 必殺＆タイガース』は、1986年1月3日にテレビ朝日系列で放送されたバラエティ番組で、朝日放送による制作です。この番組は、必殺シリーズの長時間スペシャルとしては第7弾にあたり、阪神タイガースのファンと必殺シリーズのファンの共通点に着目した内容となっています。

番組の概要

この特番では、前年の1985年に21年ぶりのセントラル・リーグ優勝を果たした阪神タイガースの応援と、必殺シリーズの名場面や裏話を組み合わせて展開されました。番組はドラマ部分のない構成で、完全なバラエティ形式が特徴です。また、当時放送中だった『必殺仕事人V・激闘編』の宣伝的な側面も持っていました。

特筆すべきは、当番組専用に制作されたオリジナル曲『必殺タイガース音頭』です。この楽曲は、中西茂樹が作詞、岡千秋が作曲し、大西教文が編曲を手がけました。出演者たちがこの曲に合わせて歌い踊るシーンは、視聴者に強い印象を与えました。

歴代仕事人の理想オーダー

番組の中で発表された「歴代仕事人ベストオーダー」も注目されました。このオーダーは、阪神タイガースの理想的な先発オーダーに合わせる形で作成され、役名の選手たちが選ばれました。例えば、3番には藤枝梅安、4番には中村主水、5番には念仏の鉄が名を連ね、トップバッターは秀となっています。一方で、阪神タイガースのオーダーは、トップの真弓、3番にバース、4番は掛布、5番には岡田選手が配置されていたのです。

出演者とスタッフ

番組には、藤田まこと、鮎川いずみ、京本政樹など、多彩な出演者が揃いました。司会を務めた桂三枝は、ユーモアを交えた進行で番組を盛り上げました。

制作面では、山内久司が制作担当をし、流れを構成した保利吉紀や本田順一の手腕も光りました。ディレクターには森本茂樹と山口信哉が名を連ねています。その他にも、音声、映像、美術など、各分野でプロフェッショナルたちが活動し、番組のクオリティを高めました。

番組のエンディング

番組の最後を飾るのは、「女は海」という楽曲です。この曲は京本政樹が作詞・作曲を担当し、彼のギターによる弾き語りと、鮎川いずみの熱唱が特徴。エンドロールでは、大量の紙吹雪が舞う演出が視覚的なインパクトを与えました。

終幕

番組の終了時には出演者の間で、軽妙な笑いを交えたやり取りがあり、視聴者に親しみやすさを提供しました。特に桂三枝と藤田のボヤキは、観客に対しユーモアの一環として楽しませました。これにより、視聴者は阪神タイガースと必殺シリーズのコラボを楽しむと共に、多くのエンターテインメント要素が盛り込まれた一夜を過ごすことができました。

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