当別町立西当別小学校

学校概要

当別町立西当別小学校は、北海道石狩郡当別町太美町に所在する公立小学校です。地域の中心的な教育機関として、子供たちの健やかな成長を支援しています。校舎は堅牢な鉄筋コンクリート造りの3階建てです。

沿革

当別町立西当別小学校の歴史は、1951年（昭和26年）8月1日に設立が認可されたことから始まります。同年11月には新しい校舎が落成して現在地への移転が完了し、12月には校章、校訓、そして学校教育目標が制定されました。翌1952年（昭和27年）2月には校歌が完成し、学校の基礎が築かれました。

創立から数年を経て、施設の拡充が進められました。1957年（昭和32年）11月には校舎の増築と屋内体育館が完成し、教育環境が向上しました。開校10周年を迎えた1961年（昭和36年）9月には記念行事が盛大に執り行われました。その後も1963年（昭和38年）に校内水道施設、1964年（昭和39年）に校内放送施設が整備されるなど、教育に必要な設備の導入が進められました。

学校運営において、大きな試練となったのが1968年（昭和43年）5月に発生した十勝沖地震です。この地震により校舎の2階部分が半壊し、一時的に使用不能となる被害を受けましたが、同年11月には迅速な災害復旧工事が行われ、新校舎として完成しました。

創立20周年を迎えた1971年（昭和46年）4月には学校教育目標が改訂され、同年9月には記念式典が挙行されました。その後も1976年（昭和51年）に自転車置場が新設されるなど、小規模な施設整備が続けられました。1981年（昭和56年）9月には開校30周年を祝い、記念式典と祝賀会が開催されています。

1980年代には、さらなる大規模な施設の改築・整備が行われました。1982年（昭和57年）6月には普通教室や音楽室、理科室を含む新校舎の改築工事が始まり、同年11月には完成・引き渡しが行われました。続いて1983年（昭和58年）には旧体育館の解体と新体育館の建設工事が開始され、同年11月に新体育館が完成、12月には落成式と祝賀会が催されました。これらの大規模工事と並行して、旧校舎の便所改装（工作室への転用）やグラウンド整備、樹木移植、排水溝整備、屋根塗装など、学校全体の環境整備が精力的に進められました。

1990年代に入ると、児童数の増加に対応するための改修や増築が行われました。1992年（平成4年）には学級増に伴う教室の改修や増築トイレが完成し、1993年（平成5年）にはプレハブ教室が増設されました。そして1996年（平成8年）11月には、大規模な増改築校舎が完成し、落成式と祝賀会が開催され、教育活動の基盤がより一層強化されました。

1997年（平成9年）からは、特別支援教育体制の整備が進みました。特殊学級として「たんぽぽ学級」が開設され、手稲養護学校の機能回復訓練教室も設置されました。翌年以降も情緒障害者児学級や肢体不自由学級、弱視学級が開設されるなど、「たんぽぽ学級」は対象を拡充していきました。

1998年（平成10年）には学校にインターネットが導入され、情報化の波に対応しました。その後も2002年（平成14年）に児童用パソコンなどが多数設置され、2015年（平成27年）には電子黒板が導入されるなど、ICT環境の整備が進められました。

開校50周年を迎えた2001年（平成13年）には、記念フェスティバルや式典、地域公開授業研究会などが開催され、学校と地域との連携が深められました。2014年（平成26年）には西当別地区プレイハウスが校内に移転するなど、地域交流の場としての役割も担っています。

2016年（平成28年）からは、当別町立西当別中学校と連携した小中一貫教育が推進され、翌年からは施設分離型での小中一貫教育が本格的に開始されました。また、2017年（平成29年）には西当別コミュニティ・スクールが始まり、学校運営に地域住民の意見が反映される体制が整いました。近年の施設改修としては、2017年の旧校舎屋根改修や2018年の体育館屋根改修などが行われています。

教育指針

当別町立西当別小学校では、以下の教育目標、学校課題、学校像、経営方針に基づき、児童の育成に取り組んでいます。

教育目標
心ゆさぶる感性：のびのび語り合う子
学び求める知性：ぐんぐん学び合う子
生き方磨く個性：もりもりきたえ合う子

学校課題
自らよく考え、正しく判断できる人、人間性豊かな子供を育成することを目指しています。特に、基礎・基本をしっかりと身につけ、実践力を高めることに重点を置いています。

学校像
うるおいとぬくもりに満ちた学校
知恵や創造性が育まれる学校
たくましさを備えた学校

経営方針
信頼と愛情に満ちた環境づくり、基礎・基本と知恵・創造性の育成、健康・体力向上と安全意識、たくましさの涵養を柱とした教育活動を推進しています。

通学区域と進学先

本校の通学区域は、太美町、太美南、当別太、太美スターライト、ビトエ、獅子内、高岡、スウェーデンヒルズ、そして川下の一部（右岸および左岸の一部）です。卒業した児童の主な進学先は、当別町立西当別中学校となります。

学校周辺

学校の敷地に隣接して玉泉院があり、当別町道を挟んでふとみ公園や社会福祉法人高陽福祉会認定こども園おとぎのくにが隣接しています。特に認定こども園おとぎのくには、本校への進学前施設となっています。また、近隣には太美郵便局もあります。

交通アクセス

当別町立西当別小学校へのアクセスは以下の方法があります。

当別町コミュニティバス「当別ふれあいバス」あいの里金沢線を利用し、「太美郵便局」バス停で下車後、徒歩でおよそ115メートル（約2分）です。
JR北海道札沼線（学園都市線）太美駅から、徒歩でおよそ230メートル（約4分）です。
* JR太美駅から、上述の当別ふれあいバスあいの里金沢線に乗車し、「太美郵便局」バス停まで2分、下車後徒歩でアクセスすることも可能です。

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