当間修一

当間修一（とうま しゅういち）は、1949年6月20日生まれの日本の指揮者です。大阪府出身で、大阪音楽大学を卒業しています。現在は、一般社団法人大阪コレギウム・ムジクムの主宰者として活躍しています。

学生時代からバッハの音楽に深く傾倒し、オルガニストおよび通奏低音奏者として専門的な知識と技術を磨きました。1975年には、自ら一般社団法人大阪コレギウム・ムジクムを設立し、翌年には室内オーケストラ「アンサンブル・シュッツ」（現在のシンフォニア・コレギウムOSAKA）、さらにその翌年には大阪ハインリッヒ・シュッツ合唱団（現在の大阪コレギウム・ムジクム合唱団）、そしてその中核となる大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団を創設しました。これらの団体において常任指揮者を務め、国内外で数多くの演奏会やCD・DVD制作を行い、高い評価を得ています。

当間氏のレパートリーは、ルネサンス音楽から現代音楽まで非常に幅広く、特にハインリッヒ・シュッツの作品演奏を活動の中心の一つとしています。バッハやベートーヴェンなどの古典作品も数多く手がける一方で、近年では柴田南雄、武満徹、木下牧子、鈴木憲夫、西村朗、千原英喜といった日本の作曲家や、海外の現代作曲家の作品紹介にも積極的に取り組んでいます。

また、当間氏は演奏活動だけでなく、歌唱発声法に関する書籍やDVDの刊行、合唱作品の作曲・編曲も手掛けています。その他にも多くの合唱団で指揮・指導を行い、合唱コンクールの審査員を務めるなど、多岐にわたる活動を展開しています。これらの活動を通して、大阪を拠点に器楽、声楽を問わず音楽の普及と発展に尽力しています。

これまでの功績が認められ、1996年には大阪文化祭賞奨励賞、1998年には文化庁芸術祭音楽部門優秀賞、2001年にはABC音楽賞「クリスタル賞」、2003年には関西合唱連盟「長井賞」、2011年には大阪文化祭賞グランプリを受賞しています。さらに2014年には、「第49回大阪市市民表彰」文化功労部門にて表彰されるなど、その活動は高く評価されています。

当間修一は、音楽に対する深い愛情と情熱を持ち、その活動を通して多くの人々に感動を与え続けています。彼の音楽への探求心と幅広い活動は、今後も多くの人々を魅了し続けるでしょう。

外部リンク

大阪コレギウム・ムジクム (OCM)
Toma's Homepage
当間修一 (@Toma_Shuichi) - X（旧Twitter）
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