御三戸

御三戸（みみど）

愛媛県上浮穴郡久万高原町の南東部に位置する地名、御三戸。ここでは、面河川と久万川が合流する地点に見られる独特の地形が特徴的です。この地域へのアクセスは国道33号線と愛媛県道212号線が交差する地点で、観光客にとっての目印ともなっています。

地形と自然の魅力

御三戸の魅力は、何と言ってもその壮大な自然景観にあります。面河川が形成した屈曲部分には、石灰岩でできた大きな岩頭がそびえており、これを御三戸嶽（または御三戸岳）と呼びます。この嶽は、高さ37メートルにも及ぶほぼ垂直の岩壁を持ち、上流側には淵が、そして下流側には砂洲が広がっているのが特徴です。

上部には松の木々が生い茂り、この美しい光景は、自然が作り出した力強さと静寂を感じさせるものとなっています。また、その壮観な形状から、「軍艦岩」という別名でも親しまれています。

名勝としての御三戸

1971年に愛媛県の名勝として指定された御三戸は、その美しさを多くの人々に知られるようになりました。特に、岩肌が淵の水に反射し、太陽の光によって変化する様子は「七面鳥岩」とも称されるなど、訪れる者に感動を与えています。これは、訪れた際にしか味わえない特別な体験です。

周辺施設とアクセス

御三戸周辺はV字渓谷の地形が広がり、ほとんど平坦地がないものの、久万高原町の美川支所や町立美川中学校、道の駅みかわなどの施設が点在しています。これらの施設は、訪れた観光客にとって便利な休息所や情報を提供する拠点となっています。

特に、道の駅みかわは地元の特産物や食文化を体験できるスポットとしても知られ、多くの人々が立ち寄る場所となっています。また、近隣には面河渓谷や四国霊場の一つである岩屋寺などの観光地があり、御三戸を訪れる旅行者にとって、自然や歴史を感じる絶好の機会を提供してくれます。

まとめ

御三戸は、愛媛県久万高原町に秘められた自然美が魅力の地名です。このエリアを訪れることで、壮大な山々や静寂な渓谷の空気に触れながら、心癒される体験ができることでしょう。地元の文化や歴史を感じつつ、自然との一体感を味わいに、ぜひ訪れてみることをおすすめします。

もう一度検索