御厨貴文

御厨貴文（みくりやたかふみ）について

御厨貴文は1984年5月11日生まれで、長崎県長崎市にルーツを持つサッカー審判員です。彼はプロフェッショナルレフェリーとして、またVARおよびAVARの担当審判員としても活動しています。東京都サッカー協会に所属し、特にJリーグでの審判活動が注目されています。元々はプロサッカー選手としてDFポジションでプレイしていた彼は、サッカー界での長いキャリアを持っています。

サッカー選手としての経歴

御厨は大阪体育大学での在学中、関西学生選抜に選出されるなどの実績を残しました。2007年にはヴァンフォーレ甲府に加入し、その後もザスパ草津（現在のザスパクサツ群馬）やカターレ富山などのクラブで活躍しました。特にザスパ草津では2012年からキャプテンを務め、出場試合数はちょうど100試合を達成しました。2014年にはカターレ富山に完全移籍し、同年のシーズンには再びキャプテンに指名されるも、チームは残念ながら最下位となってしまいました。

審判員への転身

彼は2014年に右足首の手術を受け、現役選手としての将来について考えた際、国際副審の名木利幸からのアドバイスを受け、プロフェッショナルレフェリーを目指す決意を固めました。当初は富山との契約がありましたが、彼は現役を引退することを選び、複数のクラブからのオファーを断りました。引退後は、Jクラブ関連の仕事をしていた会社に入社し、選手のキャリアサポートを行いながら、週末には審判として活動しています。

2015年末には3級審判員の資格を取得し、その後も順次昇格。2016年には2級審判員となり、2019年に1級に認定されました。特にJリーグでは、2019年のJ3リーグで初めての主審を務め、2020年シーズンには正式に主審としての試合割り当てを受けることが発表されました。2022年にはJ1リーグ戦で初の主審を担当し、その後はより多くの試合で審判を務めています。

プロフェッショナルレフェリー契約

2024年1月、御厨は日本サッカー協会からプロフェッショナルレフェリー契約を締結することが発表され、今後もサッカー審判員としてのキャリアをさらに発展させていく予定です。

個人的な背景

御厨は少年時代に剣道にも取り組んでいました。そのためか、姿勢が良く、見た目にも凛とした印象を受けます。人見知りながらも、マンガが好きな一面を持つ彼は、仕事とプライベートをうまく両立させています。

所属クラブと出場記録

彼のユース経歴には、南陽SC、長崎YMCASC、長崎市立土井首中学校、長崎海星高校、そして大阪体育大学があります。プロとしては、ヴァンフォーレ甲府、ザスパ草津、カターレ富山といったクラブでプレイしました。審判としての実績は、Jリーグ初出場が2008年、初得点は2010年、そしてJリーグの公式戦で主審を務めたのは、2019年のことです。さらに、彼はJ1やJ2、J3での主審としても活動しており、今後の活躍が期待されます。

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