御嶽山ビジターセンター

御嶽山ビジターセンターについて

御嶽山ビジターセンターは、御嶽山の長野県側に位置する二つの施設、「やまテラス王滝」と「さとテラス三岳」で構成されています。これらの施設は、2014年の御嶽山噴火を契機に、火山防災対策の推進と地域振興を目的に設置されました。2022年8月27日に同時開館し、御嶽山の自然、歴史、そして防災に関する情報を発信する拠点として機能しています。

設置の背景

2014年の御嶽山噴火を受け、中央防災会議のワーキンググループは、火山防災対策の推進に関する報告書をまとめました。この報告書と改正された活動火山対策特別措置法に基づき、長野県は「長野県火山防災のあり方検討会」を設置。2017年2月には、ビジターセンターの設置が有効であるという提言がなされ、御嶽山ビジターセンターの設置へと繋がりました。

長野県立御嶽山ビジターセンター「やまテラス王滝」

「やまテラス王滝」は、御嶽県立公園内の山エリアに位置するビジターセンターです。鉄筋コンクリート造の平屋建てで、展示スペースや飲食・休憩スペースを備えています。御嶽山の自然や噴火に関する展示を通じて、来訪者の理解を深めることを目的としています。

所在地: 長野県木曽郡王滝村田の原
開館時間: 9:00 - 16:00
休館日: 指定管理者設定日、11月1日から翌年5月31日（冬季休館）

木曽町御嶽山ビジターセンター「さとテラス三岳」

「さとテラス三岳」は、道の駅三岳に隣接する里エリアのビジターセンターです。2014年の噴火後、長野県、木曽町、王滝村の三者で火山研究施設の要望があり、名古屋大学がそれを受けて研究施設を設置していました。「さとテラス三岳」の開設に伴い、この研究施設も移転しました。また、火山防災のために活動する御嶽山火山マイスター認定者の活動拠点にもなっています。

所在地: 長野県木曽郡木曽町三岳10491−12
開館時間: 9:00 - 16:00
休館日: 年末年始

両施設の連携

「やまテラス王滝」と「さとテラス三岳」は、互いに連携を取りながら運営されています。これにより、御嶽山に関する多角的な情報提供や、地域全体の防災意識向上に貢献することを目指しています。

まとめ

御嶽山ビジターセンターは、噴火災害の教訓を未来に活かすための重要な施設です。訪れる人々は、展示や解説を通じて御嶽山の自然や歴史、そして防災について学ぶことができます。また、地域の活性化にも貢献する施設として、今後も重要な役割を担うでしょう。

外部リンク

* 御嶽山ビジターセンター（公式サイト）

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