御幸が丘

御幸が丘（みゆきがおか）

概要

御幸が丘は、茨城県つくば市の中部に位置する地名で、郵便番号は305-0841です。筑波研究学園都市周辺開発地区に属し、筑波西部工業団地内にあります。この地域は、科学技術の研究開発拠点として重要な役割を担っており、多くの研究所や関連施設が立地しています。

地理

御幸が丘は、筑波研究学園都市の中央部に位置し、総面積101,500平方メートルの筑波西部工業団地の中にあります。そのうち、工業用地は74,900平方メートルを占めています。地域内には、科学万博記念公園をはじめ、様々な研究所が点在しており、先端技術の研究開発が行われています。地域の北端にはエキスポ大通りが走り、交通アクセスも良好です。

隣接地域としては、東に西大橋・山中、西に水堀・面野井、南に大白硲・柳橋、北に西大橋・西岡が位置しています。また、北側は学園南とほぼ隣接しています。

歴史

御幸が丘は、1981年から1986年にかけて開発された筑波西部工業団地の一部です。この工業団地は、国際科学技術博覧会（科学万博）の会場跡地に建設されました。科学万博の終了後、跡地には科学万博記念公園が整備されたほか、クラレつくば研究所、日本電気筑波研究所など、国内外のハイテク企業の研究施設が多数進出しました。これらの企業は、医薬品、食品、コンピュータ、通信機器などの研究開発を行っています。

1988年には、科学万博記念公園広場に「科学の門」が竣工し、除幕式が行われました。

地名の由来

御幸が丘という地名は、この地が緩やかに隆起した丘陵地帯であることに由来します。また、1985年に開催された科学万博のメイン会場となったことも大きな理由です。科学万博の開会式では、昭和天皇がこの地で開会宣言を行いました。この出来事を記念し、「御幸が丘」と命名されました。

教育

御幸が丘に住む児童・生徒は、つくば市立の小・中学校に通学する場合、全域が柳橋小学校と谷田部中学校の学区となります。

主な施設

科学万博記念公園：科学万博の跡地に整備された公園で、市民の憩いの場となっています。
クラレつくば研究所：化学メーカーであるクラレの研究施設です。
日本電気筑波研究所：電機メーカーである日本電気の研究施設です。
アステラス製薬御幸が丘研究センター：製薬会社であるアステラス製薬の研究施設です。
協和発酵つくば開発センター：製薬会社である協和発酵バイオの研究開発施設です。

関連項目

つくば市
筑波研究学園都市

外部リンク

つくば市工業団地の公式サイトへのリンクを挿入してください'>つくば市工業団地

もう一度検索