徳光&史朗の暴走おやじアナ

『徳光&史朗の暴走おやじアナ』番組詳細

『徳光&史朗の暴走おやじアナ』は、テレビ朝日系列で放送された人気特別番組です。元日本テレビアナウンサーの徳光和夫と元TBSアナウンサーの鈴木史朗を中心に、かつて民放各局で活躍したベテランアナウンサーたちが集結し、日本各地を巡る旅番組として知られています。

番組は主に1月、日曜ワイド枠で放送。個性豊かな「おやじアナ」たちが、東京の街を縦横無尽に駆け巡る姿は、見ている者を飽きさせません。各局OBである彼らが訪れるのは、思い出深い場所や縁のある場所ばかり。時にはテレビ朝日の女子アナウンサーとの交流企画もあり、視聴者を楽しませる要素が満載です。

番組の初期は徳光と鈴木の2人体制でしたが、2回目の放送（熱海）からは山本文郎（元TBSアナウンサー）、露木茂（元フジテレビアナウンサー）が加わり、4人体制に。これにより、番組はさらに賑やかで個性豊かなものとなりました。

番組の見どころは何と言ってもエンディングのカラオケ大会。おやじアナたちの熱唱は、番組全体のハイライトと言えるでしょう。番組制作の動機が、このカラオケ大会にあるのではないかとさえ思わせるほど、彼らの真剣な姿は印象的です。しかし、秋の収録にも関わらず、放送は1月。季節感とのギャップもまた、この番組の魅力と言えるかもしれません。また、沖縄ロケではアロハシャツがユニフォームとなり、秋にもアロハ姿でロケを行うなど、独特の演出も見られます。徳光はアロハシャツの下にTシャツを着込むという徹底ぶりです。

徳光和夫は、日本テレビでも海外を旅するシリーズ番組に出演していましたが、『暴走おやじアナ』はその原型と言える番組です。日本テレビ版では、飯島愛、肥後克広、日本テレビ女子アナウンサーがレギュラーとして出演していました。韓国、台湾、シンガポールと、3回にわたって放送されたこの番組もまた、徳光の旅番組として人気を博しました。

放送内容と主な出演者

番組は、2003年から2007年にかけて、毎年1回放送されました。主な放送内容は以下の通りです。

第1回（2003年）：沖縄大冒険
第2回（2004年）：熱海で大宴会
第3回（2005年）：東京テレビ各局めぐり（赤坂・河田町・六本木・麹町）
第4回（2006年1月15日）：東京　オヤジたちの遊び場（神楽坂・秋葉原・六本木）
第5回（2007年1月14日）：東京大行進

おやじアナ（レギュラー）：

徳光和夫（元日本テレビアナウンサー）
鈴木史朗（元TBSアナウンサー）
山本文郎（元TBSアナウンサー）
露木茂（元フジテレビアナウンサー）

彼らのユニフォームはアロハシャツでした。

進行役：

肥後克広（ダチョウ倶楽部）

四の五の娘（テレビ朝日新人女子アナウンサー）：

初代：松尾由美子
2代目：市川寛子
3代目：上宮菜々子
4代目：久保田直子
5代目：島本真衣

「四の五の娘」という愛称は、初代の松尾アナウンサーがおやじアナたちに「四の五の言わずに早く行きましょう！」と促したことに由来しています。彼女たちは、旅のお供として番組を盛り上げていました。

ゲスト：

各回の放送には、様々な元アナウンサーがゲスト出演しました。例えば、杉本清（元関西テレビアナウンサー）、渡辺真理（元TBSアナウンサー）、小川宏（元NHKアナウンサー）、久保純子（元NHKアナウンサー）、小倉智昭（元東京12チャンネルアナウンサー）、木佐彩子（元フジテレビアナウンサー）、大塚範一（元NHKアナウンサー）などが登場し、番組に華を添えました。

ナレーション：

佐々木正洋（当時テレビ朝日アナウンサー）：先輩アナウンサーたちの姿に、ぼやきと共感を込めた語り口が特徴的でした。
大下容子（テレビ朝日アナウンサー）：合コン企画には毎回出演していました。

スタッフ：

企画・演出・プロデューサー：大垣信良（えすと）
ディレクター：山下悟、閑和明、高野透矢　他
構成：折戸泰一郎

この番組は、ベテランアナウンサーたちのユーモラスなやり取りと、旅の楽しさを伝える、バラエティ豊かな内容となっています。懐かしの昭和の雰囲気と現代の感覚が絶妙に融合した、独特の番組世界が魅力です。

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