徳山競艇場

徳山競艇場について

徳山競艇場（とくやまきょうていじょう）は、山口県周南市にある競艇場です。この施設は「周南市徳山モーターボート競走場」が正式名称であり、一般的には「BOAT RACE徳山」として知られています。市民の娯楽の一環として、多くの人に親しまれています。

競艇場の概要

この競艇場は、周南市南部に位置し、粭島への入り口となっております。周囲は瀬戸内海に面しており、笠戸湾の内部に位置しています。競艇は海水で行われるため、独特の環境でレースが開催されます。周辺には太華山があり、その影響で風の影響を受けやすい場所でもあります。特にインコースの勝率が高く、2023年には全国一の勝率を誇りましたが、高配当の決着も特徴としてあります。

競艇場は周南市が施行者として運営しており、地域振興の一環として1954年に設立されました。その後、光市の参加もありましたが、市民の反対でその動きは中止されました。競艇場においては、イベントなどが行われる東スタンドが主に利用されています。対岸には大型映像装置が設置されておらず、これは日本の競艇場の中でも珍しいケースと言えます。

運営と設備

競艇場のマスコットキャラクターにはスナメリが選ばれ、名は「すなっち」といいます。これに関連して「すなっちカップ」という特別なレースも開催されています。競艇場内の改革も進められ、2011年には「すなっちゃ徳山」として外向発売所がリニューアルされ、長い時間を使った競艇の楽しみを提供しています。

また、1967年に建設された中央スタンドは、2017年に新たに立て替えられ、現代的なスタイルになりました。これに伴い、1980年に設立された東スタンドは休館となり、西スタンドが新たに加わっています。このように、徳山競艇場は常に進化し続けています。

主要な競走イベント

競艇場では、年間を通じて多くのレースが開催されています。中でも特に注目されるのは、周年記念[[競走]]としての「徳山クラウン争奪戦」です。この他に、企業杯や女子リーグ戦、新鋭リーグ戦などもあり、様々なレースが実施されています。特に2018年にSGレースが初めて開催され、地元選手の白井英治が優勝したことが大きな話題となりました。

また、一般戦なども数多く行われており、なるべく多くの人が競艇を楽しめるよう取り組んでいます。正月やお盆などの特別な時期には特別な大会も開催されるため、地域の人々にとっても重要なイベントとなっています。

アクセスの利便性

徳山競艇場へのアクセスも良好です。山陽自動車道の徳山東ICからは車で約15分、JR山陽本線の櫛ケ浜駅からも近く、競艇開催日の特定の時間帯には無料タクシーが出るサービスもあります。また、主要な駅からも無料送迎バスが運行されており、来場者にとって便利な交通手段が用意されています。さらに、周辺には観光スポットも多く、競艇を楽しむ一方で地域の観光も合わせて堪能できる利点もあります。

競艇場では盛り上がる実況も魅力の一つです。特に人気実況者によるレースの進行はファンからの支持を集めています。最近ではインターネットを利用したYouTube番組も配信され、新たな視点で競艇の魅力を伝えています。このように、徳山競艇場は単なるレースの場でなく、地域とのつながりを大切にしたエンターテイメントの場となっています。

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