徳島工業短期大学

徳島工業短期大学の概要

徳島工業短期大学（Tokushima College of Technology）は、徳島県板野郡板野町に位置する私立の短期大学です。大学の設立は1943年に遡り、当初は徳島工科学校として開校しました。その後、1973年に短期大学としての認可を得て開学しました。現在は主に自動車工業に特化した教育を提供し、自動車整備士の育成を行う学科を設置しています。

大学の歴史

この学校は設立以来、様々な変遷を経てきました。1943年に各種学校として始まり、1951年には学校法人への改組を経て、1963年には自動車科を設けました。1973年には短期大学として正式に開学し、自動車工業学科を設置しました。その後、1991年には定員を増加させるなどの拡大もありましたが、現在は設立当初の規模に戻っています。

教育理念と学風

学校の教育理念は「人づくり」であり、豊かな人間性を育成することを重視しています。また、すべての1年生を対象に国内研修旅行を実施し、コミュニケーションや実践的な学びを重視しています。生徒は四国はもちろん、中国地方や近畿地方出身者も多く、多様なバックグラウンドを持つ学生が集まっています。そして、留学生も受け入れており、特に東南アジアからの学生が多いです。

学部と課程

徳島工業短期大学の主な学部には、自動車工業学科と専攻科があります。自動車工業学科は80名の学生を受け入れ、専門的な技術を学ぶことができます。また、専攻科には車体整備工学専攻と自動車工学専攻が設置されており、それぞれ特定の資格取得のためのカリキュラムが組まれています。自動車工業学科では、二級自動車整備士の受験資格を得ることができ、専攻科では一級の資格も視野に入れることができます。

学生生活と部活動

学生生活も充実しており、特に自動車部は活気があり、多くのイベントや競技に参加しています。また、四国地区大学体育大会にも積極的に出場し、スポーツ活動に力を入れています。さらに、学生寮や学生会館が設置されており、安心して生活できる環境が整っています。

地域との関わり

同大学は地域社会とも密接に関わっています。例えば、「四国EVラリー」への参加を通じて、地域の技術力向上に貢献しており、その実績もあるとのことです。また、様々な公開講座を開催し、地域住民に対しても教育資源を提供しています。

卒業後の進路

卒業生の進路は多岐にわたり、編入学も盛んです。多くの学生が徳島大学や香川大学などの高等教育機関へ進学しています。これにより、さらなる専門知識や技術を習得することが可能です。

徳島工業短期大学は、技術者を育成することに特化した学校として、長い歴史と充実した教育体制を整えています。技術者としての基礎をしっかり学びたい学生には、非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。

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