徳島市立高等学校

徳島市立高等学校

徳島市立高等学校（とくしましりつこうとうがっこう）は、徳島県徳島市北沖洲一丁目に位置する市立の高等学校です。通称は「市高」で、徳島市の旧総合選抜校6校の一つとされています。学校の特長や教育方針について詳しく見ていきましょう。

学科の設置

同校は、主に普通科と理数科の2つの学科を設置しています。特に、理数科は県内屈指の進学率を誇り、東京大学や京都大学などの難関大学への進学者が多く確認されています。かつて理数科には最大で12クラスが存在していたものの、生徒数の減少に伴い現在は1学年8組に編成されています。また、普通科には特色選抜による推薦入学もあり、英数クラスも設けられています。

普通科の選抜は、1年に数回実施される実力テストの成績によって決まります。これにより、文系・理系それぞれのクラスが設置され、きめ細やかな教育が行われています。加えて、2017年には国立潮州高級中学と姉妹校協定を締結し、国際交流も推進しています。

部活動の活発化

徳島市立高等学校では、多岐にわたる部活動が展開され、特にスポーツ活動は非常に盛んです。多くの生徒がスポーツ推薦を受けて大学に進学しており、体育系の部活ではサッカー、テニス、卓球、水泳、ハンドボールなどが特に優れた成績を残しています。

サッカー部は1991年に全日本ユース選手権を制覇し、翌1992年にはインターハイでも優勝を果たすなど、その実力は県内でもトップクラスです。また、2015年には弓道部が全国高等学校弓道選抜大会の女子団体部門で優勝するなど、各部活動が素晴らしい成績を残しています。他にも、バドミントン部、ソフトボール部、バレーボール部、野球部など、多様な競技が行われています。

文化系の部活動にも注目が集まります。クイズ研究同好会は、2010年の設立以来、全国高等学校クイズ選手権に出場し、複数回にわたって徳島県代表として全国大会に参加しています。これ以前にもクイズ研究会が存在し、地域に根ざした文化活動を支えています。

著名な卒業生

徳島市立高等学校は、多くの著名な卒業生を輩出しています。歌人の紀野恵や漫画家の柴門ふみ、音楽学者の佐野靖などがその例です。他にも政治家やアナウンサー、文化人など多彩な分野で活躍する卒業生が在籍しており、学校の名声を高めています。また、プロサッカー選手として名を馳せた藤田聡や本田征治など、スポーツ界でも多くの人材が育っています。

結論

徳島市立高等学校は、学問とスポーツの両面で優れた教育を提供し、多くの卒業生が社会で活躍しています。理数科と普通科の両方に強みを持ち、教育環境が整ったこの学校は、今後も地域にとって重要な役割を果たし続けるでしょう。公立高校としての特性を活かし、多彩な生徒が集まる学校を目指しています。

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