徳島県立鳴門渦潮高等学校

徳島県立鳴門渦潮高等学校の概要

徳島県立鳴門渦潮高等学校は、徳島県鳴門市大津町に位置する公立の高等学校です。平成24年に旧・鳴門第一高校と旧・鳴門工業高校が統合され、新たに設立されました。この統合によって、それぞれの学校が持つ特色を生かしつつ、新しい教育環境を構築することができました。

学科構成

同校は総合学科を中心に、さまざまな系列があります。具体的には、自然科学系列、人文科学系列、生活福祉系列、総合ビジネス系列、情報通信系列、そしてスポーツ科学科が設置されています。特にスポーツ科学科は徳島県の公立高校として初めて設けられた学科であり、学校の特徴を際立たせています。

校舎とキャンパス

学校設立当初の2012年度は、旧・鳴門第一高校の跡地を「撫養キャンパス」、旧・鳴門工業高校の跡地を「大津キャンパス」として併用していましたが、2015年度以降は大津キャンパスに統合されました。撫養キャンパスでは、グラウンドやテニスコート、弓道場、さらには耐震基準を満たしたクラブハウスや情報実習棟があり、これらの施設は実技科目の授業や部活動に使用されています。

部活動の紹介

鳴門渦潮高校は、多数の体育部と文化部を有しています。

• - 体育部では、硬式野球部が特に有名で、統合前の2校ともに甲子園出場経験を持っています。2017年の夏には統合後初めての甲子園出場を果たしました。
• - サッカー部では、女子チームが創部初年に全国大会へ出場する快挙を成し遂げました。

また、バレーボール部やバスケットボール部なども活発に活動しており、その他にも軟式野球、硬式テニス、ラグビー、バドミントン、弓道、柔道、剣道、陸上、ゴルフ、卓球など、多様なスポーツが楽しめます。

文化活動も盛んで、写真、軽音楽、茶道、社会問題研究、書道、美術、情報、インターアクトなどが行われています。

著名な関係者

学校には多くの著名な出身者がいます。元プロ野球選手の美間優槻や多田大輔、さらには平間隼人や野口智哉といったプロスポーツ選手が名を連ねています。さらに、ラグビー選手の德永結羽も同校の卒業生として知られています。

また、教員としては、元硬式野球部監督の高橋広氏が旧・鳴門工業高校の時代から指導を行っていた実績があります。彼は定年を迎える直前に早稲田大学野球部監督に就任しました。

まとめ

徳島県立鳴門渦潮高等学校は、スポーツ科学科を含む多様な学科が魅力の公立高校です。豊かな教育環境の中で、学生たちは学問やスポーツに励み、多くの著名人を輩出してきました。これからも多くの生徒がこの学校で新しい挑戦をしていくことでしょう。

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