徳島県道・香川県道34号石井引田線

徳島県道・香川県道34号石井引田線について

徳島県道・香川県道34号石井引田線は、徳島県名西郡の石井町から香川県東かがわ市に至る主要地方道です。この路線は、地域住民や地元の交通にとって非常に重要な存在であり、地域間の移動を便利にしています。

路線の概要

この県道は全長約26.5キロメートルに及び、うち徳島県内が約18.9キロメートル、香川県内が約7.6キロメートルを占めています。起点は石井町石井字石井となっており、終点は東かがわ市引田です。しかし、上板町から東かがわ市の間には未供用区間が残っており、通行できない部分があります。

徳島県内では、特に上板町において県道12号との接続点までは交通量が多いですが、接続後は道幅が狭くなる部分や舗装が古くなった部分も見受けられます。こうした状況は、落石の発生を引き起こす要因にもなり、注意が必要です。また、県境近くで「県道終点」の看板が現れ、そこで路線が途切れます。

一方、香川県側では、終点近くまで走行すると集落を結ぶ快適な道となりますが、やはり行き止まりに至る路面の古さが目立ちます。県道102号との分岐後は、道が急に狭くなり、行き止まりまで至る細い道が続きます。

路線の歴史と変遷

この道路の歴史は1959年1月31日まで遡ります。当時は徳島県道として石井板野線、六条羅漢線、そして上板引田線として認定されました。その後、1972年に新たに徳島県道124号石井板野線や229号六条羅漢線として再認定。さらに、1982年には主要地方道としての地位を与えられ、現在の名称へと改称されました。1993年には建設省から主要地方道として正式に指定されています。

路線状況と交差する道路

徳島県道・香川県道34号石井引田線は、いくつかの重要な道路と交差します。起点では国道192号と接続し、その他にも徳島県道122号板野川島線や徳島県道12号鳴門池田線といった路線とも交差しています。特に、国道192号は主要な交通経路としての役割を果たしており、この県道もその交通網の一部となっています。

地理的には、石井町、上板町、板野町、東かがわ市など複数の自治体を通過します。吉野川に架かる六条大橋は、この筋道の中でも特に重要な橋梁です。

まとめ

徳島県道・香川県道34号石井引田線は、地域交通の要所としての役割を果たしながらも、未供用区間や古い舗装が見られるなどの課題も抱えています。全体として、特に地元住民にとって重要なインフラであり、今後の整備と改善が期待されています。

この県道は、地域間の移動手段として欠かせない存在であり、将来にわたってもその役割を果たし続けることが求められています。

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