徳島県道24号羽ノ浦福井線

徳島県道24号羽ノ浦福井線は、阿南市内を東西に結ぶ主要地方道であり、地域の交通を支える重要な役割を担っています。起点は阿南市羽ノ浦町古庄、終点は阿南市福井町に位置し、全長は約13.8kmです。

概要

この県道は、阿南市の羽ノ浦町古庄から福井町を結び、那賀川橋北詰交差点で徳島県道130号大林津乃峰線と接続します。その後、上中町南島から南下し、長生町、桑野町、新野町を経由して国道55号に至ります。全線にわたり2車線が確保されており、比較的走行しやすい道路です。

旧土佐東街道の多くは国道55号と並行していますが、阿南市付近では当路線が旧土佐東街道に沿っており、国道55号は海岸線を通っています。そのため、徳島県道24号は旧街道の面影を残すルートとも言えるでしょう。また、旧国道55号である徳島県道130号大林津乃峰線と合わせて、国道55号を短絡するルートとしても利用されています。

歴史

徳島県道24号羽ノ浦福井線の歴史は、1959年に徳島県道159号南島福井線として認定されたことに始まります。その後、1972年に徳島県道279号南島福井線として再認定されました。

1976年には、279号線の一部区間が徳島県道27号阿南那賀川線として認定され、残りの区間は徳島県道128号阿南羽ノ浦線となりました。1993年5月11日には、建設省によって県道阿南郡賀川線の一部と県道阿南羽ノ浦線の一部が、羽ノ浦福井線として主要地方道に指定されました。

1994年4月1日、阿南那賀川線と阿南羽ノ浦線のうち、旧279号線の区間が徳島県道24号羽ノ浦福井線として指定されました。2015年4月1日には、国道55号の県道130号への変更により、起点側の重複関係が逆転し、当路線が上位重複となりました。

路線状況

現在、桑野バイパスが整備されており、交通の円滑化に貢献しています。また、以下の区間で重複が見られます。

徳島県道130号大林津乃峰線（阿南市羽ノ浦町古庄 - 阿南市上中町南島）
徳島県道128号阿南羽ノ浦線（阿南市羽ノ浦町古庄 - 阿南市長生町）

地理

徳島県道24号羽ノ浦福井線は、阿南市内のみを通過します。

主な交差道路

徳島県道128号阿南羽ノ浦線・徳島県道130号大林津乃峰線（阿南市羽ノ浦町古庄、起点）
徳島県道191号富岡港南島線・徳島県道282号大井南島線（阿南市上中町南島）
徳島県道130号大林津乃峰線（阿南市上中町南島）
徳島県道22号阿南勝浦線（阿南市上中町岡）
徳島県道27号阿南那賀川線（阿南市長生町本庄市）
国道195号（阿南市桑野町）
徳島県道35号阿南相生線（阿南市新野町廿枝）
国道55号（阿南市福井町西の前、終点）

沿線施設

石門公園
桑野川
明谷梅林
JR牟岐線桑野駅
徳島県立南部テクノスクール
JR牟岐線新野駅

まとめ

徳島県道24号羽ノ浦福井線は、阿南市内の主要な地域を結び、住民の生活や経済活動を支える重要な道路です。バイパスの整備や旧街道との関連など、様々な側面を持つこの道路は、地域の歴史や文化を伝える役割も担っています。

もう一度検索