徳川斉正

徳川斉正

徳川斉正（とくがわ なりまさ）は、1958年3月29日生まれ。水戸徳川家第15代当主。
東京海上日動火災保険株式会社の常勤顧問、公益財団法人徳川ミュージアムの理事長、一般社団法人漢字文化振興協会の会長という、様々な要職を兼務しています。

略歴

第14代当主・徳川圀斉の長男として生まれました。慶應義塾幼稚舎から慶應義塾普通部、慶應義塾高等学校を経て、1980年に慶應義塾大学商学部を卒業後、東京海上火災保険株式会社（現在の東京海上日動火災保険）に入社。
執行役員総務部長を歴任しました。

会社勤務の傍ら、財団法人水府明徳会（現在の徳川ミュージアム）会長理事、大能林業有限会社代表取締役社長、水戸藩開藩400年記念事業推進委員会会長、公益財団法人水戸育英会総裁、公益財団法人三徳庵理事、公益財団法人山階鳥類研究所理事、水戸ホーリーホック後援会長など、多岐にわたる役職を務めています。

系譜

初代水戸藩主・徳川頼房の男系子孫であり、水戸徳川家の血統を受け継いでいます。
弟は徳川ミュージアム副理事長の徳川斉英。長男は徳川斉礼（1990年11月17日生まれ）で、元全日本学連委員長、関東学生ヨット連盟総務委員、慶應義塾大学商学部体育会ヨット部三田ヨット倶楽部に所属していました。徳川斉礼は、次期第16代当主となる予定です。

人物

徳川斉正は、水戸徳川家の当主として、その歴史と伝統を重んじながらも、現代社会との繋がりを大切にしています。
徳川ミュージアムの活動を通じて、水戸徳川家伝来の文化財の保存・研究・公開に尽力するほか、様々な社会貢献活動にも積極的に参加しています。

また、東京海上日動火災保険での豊富な経験を活かし、企業経営やリスクマネジメントに関する知識も有しています。
漢字文化振興協会の会長としては、漢字文化の普及・振興に貢献しています。

水戸徳川家との関わり

徳川斉正は、水戸徳川家の当主として、その歴史的役割と責任を深く自覚しています。
水戸徳川家は、徳川家康の九男・徳川頼房を初代とする徳川御三家の一つであり、江戸時代を通じて水戸藩を治めました。

水戸徳川家は、学問や文化を奨励し、多くの学者や文化人を輩出しました。
特に、水戸学は、幕末の尊王攘夷運動に大きな影響を与え、明治維新の原動力となりました。

徳川斉正は、水戸徳川家の歴史と伝統を継承し、その精神を現代に活かすことを目指しています。
徳川ミュージアムの活動を通じて、水戸徳川家の文化財を公開し、その歴史的意義を伝えています。

今後の展望

徳川斉正は、今後も水戸徳川家の当主として、その役割を果たしていくことが期待されます。
徳川ミュージアムの活動をさらに発展させ、水戸徳川家の文化財の保存・研究・公開に尽力するとともに、社会貢献活動にも積極的に参加していくことでしょう。

また、東京海上日動火災保険での経験や知識を活かし、企業経営やリスクマネジメントに関するアドバイスを行うなど、幅広い分野での活躍が期待されます。
漢字文化振興協会の会長としては、漢字文化の普及・振興にさらに貢献していくことでしょう。

参考資料
冨山かなえ「水戸徳川家を貫くもの」『筑波経済月報』2015年10月号、筑波総研、2015年10月3日、18-21頁。

外部リンク
徳川 斉正 (narimasa.tokugawa) - Facebook
* 「水戸・徳川家のこと」（PDF:65KB） - ウェイバックマシン

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