徳永久志(とくながひさし)の政治人生
基本情報
徳永久志(とくなが ひさし)は、
1963年6月27日に生まれた日本の
政治家である。衆議院議員や教育無償化を実現する会の
幹事長を務め、外務大臣政務官など多くの重要な役職を経験してきた。
出生から教育まで
彼は
大阪府の
守口市に生まれ育ち、
滋賀県近江八幡市で成長した。地元の小学校と中学校、彦根東高校を卒業後、
早稲田大学に進学。大学時代には新自由クラブの学生部に一時所属し、草野球のような社会的な活動に目覚める。
1983年の衆議院選挙で
田中角栄の対立候補の応援を通じて政治にのめり込み、
1987年に
早稲田大学を卒業後、松下政経塾に入塾する。
政治キャリアのスタート
1991年に松下政経塾を卒業し、民間企業での勤務を経て1997年には衆議院議員・笹木竜三の
公設秘書として政策スタッフに。
1999年には
滋賀県議会議員に初当選し、その後民主党に入党。2003年には再選を果たし、
2004年には
参議院議員選挙に出馬したが、結果として当選には至らなかった。
参議院議員としての活動
2007年、民主党公認で
参議院議員に初当選。その活動として、北朝鮮問題に関する特別委員長など様々な委員会に属し、特に琵琶湖の保全に情熱を注ぐ。また、外交部門でも活躍し、外務大臣政務官として多くの国際会合に出席した。
外交活動の重要性
外務大臣政務官としての在任期間中には、
イラクに関する国連安保理閣僚級会合への出席や、
ニュージーランド地震の際の現地指揮を通して国内外での対応に奔走した。特に被災者家族へのフォローアップや国際支援調整においてその手腕を発揮し、日本の外交の一翼を担った。
選挙戦と政党の変遷
その後、数回の選挙では思うような結果を得られず、
2013年と
2014年の選挙で落選を経験。
2017年からは希望の党公認で出馬するも、次々と選挙の壁にぶつかる。その後、国民民主党に参加し、立憲民主党に合流した経緯を持つ。2023年には離党を申し出るが、党の対応を巡って求心的な問題が生じる。
教育無償化への取り組み
2023年11月、教育無償化を実現する会に参加し、
幹事長に就任。教育の普及と質の向上を狙い、自身の政治的信念を貫いている。
政策に関する立場
徳永は憲法改正や安全保障に関して一定の意見を持つ。特に、憲法9条に
自衛隊を明記することについては反対の立場を明確にしてきた。また、教育に関する問題に注力しており、選択的
夫婦別姓や同性婚に対する理解を示している。
人物像と家族
彼は家族を大切にし、趣味として読書やプロレス、プロ野球観戦を楽しむ。座右の銘は「One for all, All for one」。近江兄弟社学園評議員や
早稲田大学校友会評議員を務めるなど、教育にも重きを置いている。
まとめ
徳永久志は日本の
政治家として長い道のりを歩んできた。多様な経験と実績を通じて、特に教育の無償化に向けた活動に力を入れており、今後の動向が注目される。