徳永信一

徳永信一（とくなが しんいち）は、1958年生まれの日本の弁護士です。大阪府出身で、大阪府立茨木高等学校、京都大学法学部を卒業後、第40期司法修習を経て1988年に弁護士登録。大阪[[弁護士会]]に所属しています。

主な活動

薬害エイズ事件

薬害エイズ事件では、大阪HIV訴訟弁護団の一員として活動しました。この事件について、徳永弁護士は、産・官・医の癒着が問題の本質であると同時に、薬害エイズの拡大を阻止できなかったことがより深刻な問題であると指摘しました。

北朝鮮拉致問題

北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会兵庫の弁護士として、拉致問題の解決に向けて活動しています。2009年には、北朝鮮に関するシンポジウムに登壇し、北朝鮮への制裁を求める一方で、「体制転覆なしに拉致問題は解決しない」と主張しました。

靖国神社問題

内閣総理大臣の靖国神社参拝を支持しており、2014年の安倍晋三首相による靖国神社参拝が憲法違反であると訴えられた際には、靖国神社側を支援する代理人を務めました。また、同年に公開された靖国神社に関する映画「靖国・地霊・天皇」にも出演しています。

大阪[[弁護士会]]による懲戒処分

2018年、遺言執行者としての職務に関連し、相続人に対する訴訟において利益相反行為を行ったとして、2022年2月1日、大阪[[弁護士会]]から戒告処分を受けました。

旧統一教会問題

旧統一教会（現・世界平和統一家庭連合）による高額献金や霊感商法が問題視される中、徳永弁護士は、信者側の代理人として、地方議会が教団との関係を持つべきではないと宣言したことに対して、信教の自由を侵害するものだと主張し、訴訟を提起しました。また、教団幹部と共著を出版し、教団への解散命令請求に反対する立場を表明しています。

発言

過去の不適切発言

2023年3月、自身のX（旧Twitter）アカウントで、「僕はみんなで女の子のトイレを覗いていた」と発言し、その後、被害者側の態度を批判するような発言をしたことで、批判を浴びました。

兵庫県庁内部告発文書問題

2024年9月には、兵庫県庁の内部告発文書問題に関し、内部告発者を擁護するような発言をX（旧Twitter）上で行い、物議を醸しました。

著書

単著

『薬害エイズ国際会議』

共著

『「慰安婦」謀略戦に立ち向かえ!』
『靖国神社』
『代理人たちの憲法訴訟　―憲法価値の実現にむけた営為とその記録―』
『憲法第9条改正問題と平和主義　―争点の整理と検討―』
『家庭連合信者に人権はないのか』
* 『ありがとう、松ちゃん　松本人志問題をぶった斬る！』

徳永信一弁護士は、多岐にわたる社会問題に関与し、積極的に発言を行っています。その活動は時に物議を醸すこともありますが、社会的な議論を喚起する上で重要な役割を果たしていると言えるでしょう。

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