忌部栄次郎

忌部 栄次郎のプロフィール

忌部栄次郎（いんべ えいじろう）は、1954年6月18日に生まれ、経営コンサルタントとして、また国際年金経済研究所の主任研究員として活躍しています。非常に多彩な経歴を持つ彼は、特にデータベースマーケティングやビッグデータの研究に注力しています。山口県の下関市で育った忌部は、西南学院大学の商学部を卒業し、早くから経済界でのキャリアをスタートさせました。

経歴のスタートと成長

1976年、在学中に岸信介事務所に入所しました。この選択は、彼の祖父である藤本万次郎の勧めによるものでした。その後、1978年に大学を卒業し、株式会社EDWINに入社します。ここで彼はマーケティング担当や物流担当の責任者を経て、1986年には社長室責任者に就任します。EDWINの国際的な展開に携わり、特にイタリアのファッションブランド、フィオルッチ（FIORUCCI）の買収において統括責任者として活躍しました。

グローバルな視野を持つ経営者

1990年代には、FIORUCCIの運営会社であるSagittario SRLの総責任者となり、インターネットを駆使したビジネス展開を始めます。特に南米やアフリカを含む世界27ヶ国でのライセンスビジネスの拡大に貢献しました。その後、EDWINのライセンス事業部やリクリーティング本部など、複数の幹部職を歴任し、経営の多角的な視野を養いました。

新たな挑戦と教育活動

1996年にはEDWINを退社し、株式会社M.L.Cを設立します。ここでは、元西武百貨店の社長である水野誠一が設立したアート・ボックス（ART･BOX）の立ち上げにも参加し、営業本部長や企画本部長として組織の成長に寄与しました。その後、日本で初のネットスーパーとなる西友ネットスーパーやアートボックス・ネットなどの事業計画と実施に関与します。

さらに、この実務経験をもとに西南学院大学商学部の教授である小森俊介との共同研究として「データベースマーケティング論」を策定。ゼミナール内での研究講義も行い、次世代のマーケティング専門家の育成に貢献しています。

現在の取り組み

2007年に国際年金経済研究所の主任研究員に就任した忌部は、ITやデータベースマーケティング、ビッグデータについての研究を続けています。このように、忌部栄次郎のキャリアは幅広い分野にわたる知識と経験を反映しており、今後も情報技術と経済の交差点での理論構築と実践に貢献していくことでしょう。

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