志度カントリークラブ

志度カントリークラブ：瀬戸内海の絶景を望む27ホール

志度カントリークラブは、香川県さぬき市に位置する、雄大な瀬戸内海と屋島を望む27ホールのゴルフ場です。1964年の開場以来、多くのゴルファーに親しまれており、その美しい景観と戦略性に富んだコース設計から高い評価を得ています。

設立とコース建設：困難を乗り越えた開拓

このゴルフ場の建設は、1950年代後半、さぬき市志度町における工場誘致計画と密接に関連しています。工場誘致を促進する手段としてゴルフ場建設が構想され、地元自治体や企業の協力を得て実現しました。

建設用地として選ばれたのは、志度町小田地区の小さな岬。海底火山が噴出した台地で、岩質地帯の上に極めて薄い表土しかない、開拓が困難な土地でした。しかし、広大な敷地面積と、他に類を見ない素晴らしいロケーションが、建設発起人たちの決意を固めました。

コース設計は、山岳コース設計に定評のある佐藤儀一氏に依頼されました。建設は困難を極め、工事中の大雨による盛土流出や漁業補償問題など、様々なトラブルに見舞われましたが、関係者らの尽力により、1963年10月には東コース9ホールが仮開場、翌年には18ホール、そして1966年には27ホールへと規模を拡大しました。

コースの特徴：戦略性と景観の調和

志度カントリークラブのコースは、瀬戸内海の美しい景色を最大限に活かしたシーサイドコースです。27ホールそれぞれに異なる特徴があり、変化に富んだ戦略的なプレーが楽しめます。フェアウェイにはコウライ、ラフにはノシバ、グリーンにはベントが使用され、良好なコンディションが保たれています。バンカーや池なども配置され、ゴルファーの技量を試す、やりがいのあるコースとなっています。

施設とサービス：快適なゴルフ体験を提供

クラブハウスは、瀬戸内海の景色を一望できる素晴らしいロケーションにあり、その広さは5,000㎡を誇ります。レストランでは、地元の食材を使った料理も楽しめます。練習場も完備されており、ラウンド前の練習にも最適です。キャディ付きプレーとセルフプレーの選択が可能で、乗用カートも利用できます。

受賞歴とイベント：高い評価と人気

2018年には、クラブハウスレストランからの瀬戸内海の景観が「四国八十八景」に選出され、その景観の素晴らしさが広く認められました。また、毎年夏にはダイドードリンコ主催のプロアマ大会が開催されるなど、多くのゴルファーに親しまれています。

アクセス：便利な立地

交通アクセスも良好で、JR四国高松駅からタクシーで約40分、高松自動車道志度ICからは約10分と、車でのアクセスも便利です。

まとめ：忘れられないゴルフ体験を

志度カントリークラブは、その美しい景観、戦略的なコース設計、そして快適な施設とサービスによって、多くのゴルファーに忘れられないゴルフ体験を提供しています。瀬戸内海の景色を満喫しながら、充実したゴルフを楽しみたい方にとって、最適なゴルフ場と言えるでしょう。

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