志成ボクシングジム

志成ボクシングジム

志成ボクシングジムは、東京都目黒区下目黒に位置するボクシング道場です。本ジムは2020年6月22日に設立され、元日本スーパーフライ級王者の木谷卓也氏が創設しました。彼は、かつて金子ボクシングジムに所属しており、プロの世界での豊富な経験を持っています。ジムの前身には、1973年に設立されたオザキジムがありましたが、2005年に木谷氏がマネージャー兼トレーナーとして就任し、2015年に会長となりました。

オザキジムは長い歴史を有していましたが、2017年には火災によって焼失し、その後のライセンスを利用して新たにジムを活動させました。設立当初はEBISU K'S BOXジム内を間借りしながら、運営を行っていましたが、2021年7月には目黒区の新たなロケーションに移転し、名称も『志成ボクシングジム』に変更。これにより、より広い環境で選手のトレーニングを行えるようになりました。

ジムでは、プロ専用のトレーナー陣を揃え、特にエディ・タウンゼント賞を受賞した藤原俊志氏や、チーム内山の一員として知られる佐々木修平氏が在籍しています。彼らの指導のもと、数多くの選手が高い技術を身につけています。

志成ボクシングジムの特徴的な点は、主催する興行で、多様なプロモーションを行っていることです。「LIFETIME BOXING FIGHTS」や「ガッツファイティング」というブランド名でイベントを展開し、前者は井岡一翔選手や比嘉大吾選手がメインを務める興行として親しまれています。一方、ガッツファイティングは1978年に始まり、TBSテレビ経由で中継され続けているプロモーションです。2022年以降、すべての興行はABEMAを通じてライブ配信され、世界戦は引き続きTBSやParaviで中継されています。

ジムの出身選手には、井岡一翔選手がWBO世界スーパーフライ級を含む多くのタイトルを保持しており、元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾選手、そして多くの若手選手も活躍しています。木村吉光選手は日本スーパーフェザー級ユース王者としても名を馳せており、白石聖選手や堤駿斗選手など、各分野で才能を発揮する選手たちが揃っています。

このように、志成ボクシングジムは、トップレベルの指導のもと、多くの選手が世界へと羽ばたくプラットフォームとして機能しており、今後の活躍が非常に楽しみなジムです。

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