堤駿斗

堤 駿斗（つつみ はやと）

1999年7月12日生まれ、千葉県千葉市出身のプロボクサー。
志成ボクシングジムに所属し、第49代OPBF東洋太平洋フェザー級王者として活躍しました。

アマチュア時代

3人兄弟の次男として生まれた堤選手は、幼少期から格闘技に親しみました。最初は極真空手を習っていましたが、小学5年生からキック[[ボクシング]]とボクシングを始めました。特に、那須川天心選手とは幼馴染で、共に切磋琢磨した間柄です。中学2年生からはボクシングに専念し、数々のジュニア大会で優勝。

習志野高校時代には、フライ級とバンタム級で高校6冠を達成。卒業後は東洋大学経営学部会計ファイナンス学科に進学しました。

2016年には、世界ユース選手権フライ級で日本人初の優勝という快挙を成し遂げました。さらに、2017年には全日本選手権バンタム級でも優勝するなど、アマチュアボクシング界でその名を轟かせました。

しかし、2020年の東京五輪アジア・オセアニア予選では1回戦で敗退し、五輪出場は叶いませんでした。また、2021年の世界最終予選も中止となり、五輪出場の夢は潰えました。

プロ時代

2022年4月、志成ボクシングジムに入門しプロに転向。同年7月には、東洋太平洋フェザー級5位のジョン・ジェミノ選手に判定勝利を収め、A級デビューを飾りました。

2022年12月には、前東洋太平洋スーパーバンタム級王者のペテ・アポリナル選手にも判定勝利。順調に勝ち星を重ねました。

2023年5月、ABEMAと年間スポンサー契約を締結。同月には、OPBF東洋太平洋フェザー級王座決定戦でジョー・サンティシマ選手に判定勝ちし、プロ3戦目という異例のスピードで東洋太平洋王座を獲得しました。

その後、2023年12月にはルイス・モンシオン・ベンチャーラ選手にTKO勝利しましたが、インフルエンザの影響で試合が中止になるなど、アクシデントもありました。

2024年2月にはOPBF東洋太平洋フェザー級王座を返上。

2024年4月にはアンセルモ・モレノ選手との試合で計量失格となるも、試合にはKO勝利しましたが、その後の処分で6ヶ月間のライセンス停止となりました。

エピソード

アマチュア時代の実績から「井上尚弥2世」と呼ばれることもあります。また、弟の麗斗選手も世界ユース選手権で優勝しており、兄弟揃って優秀なボクサーです。

戦績

アマチュアボクシング：94戦 88勝 (26KO・RSC) 6敗
プロボクシング：5戦 5勝 (2KO) 無敗

獲得タイトル

アマチュア

第70回国民体育大会少年の部フライ級優勝
第28回全国高等学校ボクシング選抜大会フライ級優勝
平成28年度ASBCアジアユース選手権フライ級優勝
平成28年度全国高等学校総合体育大会フライ級優勝
AIBA世界ユース選手権フライ級優勝
第29回全国高等学校ボクシング選抜大会フライ級優勝
平成29年度ASBCアジアユース選手権バンタム級優勝
平成29年度全国高等学校総合体育大会フライ級優勝
第72回国民体育大会少年の部バンタム級優勝
第87回全日本選手権バンタム級優勝
第1回山根杯争奪戦バンタム級優勝
コンスタンチン・コロトコフ記念国際トーナメント57kg級優勝
第89回全日本選手権57kg級優勝

プロ

第49代OPBF東洋太平洋フェザー級王座（防衛0=返上）

関連項目

男子ボクサー一覧
アマチュア[[ボクシング日本王者一覧]]
習志野市立習志野高等学校
東洋大学ボクシング部
東洋太平洋ボクシング連盟王者一覧

外部リンク

堤駿斗 (@hththt2238810) - X（旧Twitter）
堤駿斗 (@tsutsumi_hayato) - Instagram
トラロックエンターテインメント 堤 駿斗
公益財団法人江副記念リクルート財団 堤 駿斗
堤駿斗の戦績 - BoxRec（英語）

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