志摩市立文岡中学校

志摩市立文岡中学校の概要

志摩市立文岡中学校は、三重県志摩市阿児町鵜方に位置する公立の中学校で、通称「文中（ふみちゅう）」として親しまれています。この学校は、広大な敷地を持ち、約27,798平方メートルの面積に校舎や運動場、部室など多彩な施設を配しています。生徒数は志摩市内で最多を誇り、2009年5月の時点で436人の生徒が在籍していました。

沿革

文岡中学校の歴史は1947年にさかのぼります。まず、当時鵜方村と神明村にそれぞれ鵜方中学校と神明中学校が設立され、これらは小学校に併設されました。その後、1948年に両中学校の統合が検討され、同年5月には統合校名が「文岡中学校」に決定されました。授業は小学校の西校舎を借りて開始されました。

1949年3月には校舎建築契約が成立し、同年12月に新校舎に移転しました。その後、1950年に「鵜方村・神明村学校組合立文岡中学校」に改称され、1951年には鵜方村が町制を施行したことにより名称が変更されました。また、1955年には市町村合併によって「阿児町立文岡中学校」となり、さらに2004年には志摩市立文岡中学校と改名されました。

施設

文岡中学校の施設は充実しており、広い運動場、体育館、部室棟、テニスコート、柔道剣道場、技術科室、スカイガーデン（生徒の憩いの場）などが整備されています。校舎と校舎の間に位置するスカイガーデンは、旧称のグリーン帯から名称が変更され、学業の合間の憩いの場として利用されています。

通学区と校歌

通学区には、鵜方小学校区や神明小学校区の地域が含まれており、地域住民との関わりも深い学校です。また、校歌は楠井不二が作詞し、岡本敏明が作曲を手掛けています。 校歌の中には、学校区を代表する名所である「横山」や「英虞の海」が登場し、地域愛を育む一助となっています。

学校行事と部活動

学校行事には、始業式や入学式、修学旅行、体育祭、文化祭などがあり、年間を通じて生徒たちの活動が行われています。特に体育祭は、生徒たちが協力しあって競い合う重要なイベントとされています。部活動も活発で、野球部やサッカー部、陸上競技部など、多くの部活が存在しており、鳥羽志摩地区でも名の知られた強豪がそろっています。

進路

多くの生徒は高等学校へと進学し、特に市内の志摩高校や伊勢市の高校への進学が人気を集めています。近年、伊勢市への進学者が増加しており、これらの高校では文岡中学校出身の生徒が数多く在籍しています。

交通アクセス

学校へのアクセスは非常に便利で、近鉄志摩線鵜方駅から徒歩約12分、または三重交通神明中田バス停から徒歩約7分の距離に位置しています。地元住民を始め、多くの人々に支持されているこの文岡中学校は、地域の教育の中心役としての役割を果たしています。

志摩市立文岡中学校は、歴史ある公立中学校として地域に根ざした教育を提供し続けています。

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