志摩市立東海中学校

志摩市立東海中学校

志摩市立東海中学校は、三重県志摩市阿児町甲賀にある公立の中学校で、「東中」の愛称で親しまれています。2009年の時点で生徒数は約210人で、志摩市内では4番目の規模を誇ります。特に、2018年の4月には志摩市立安乗中学校と統合され、現在の「志摩市立東海中学校」となりました。

概要

この学校は「生徒の自立的な活動を保障し、生徒が主体となる学校づくり」を教育方針に掲げています。特に文化祭においては、生徒の自主的な取り組みが顕著であり、校則もそれほど厳しくないため、自由な校風が魅力となっています。

校舎や運動場の敷地は広大で、敷地面積は21,249平方メートルに及び、建物の敷地面積は6,270平方メートル、校舎面積は3,554平方メートル、運動場は13,101平方メートルという広さがあります。

沿革

前身校時代

1947年に甲賀・国府・立神・志島・安乗の5つの村でそれぞれ中学校が開校しました。次の年には、三重県による中学校の再編が発表され、新校名が「東海中学校」と決まりました。1953年には安乗分校が独立し、本校は「甲賀村ほか三か村学校組合立東海中学校」と改称されました。

町立中学校時代

1955年の市町村合併により、「阿児町立東海中学校」となりました。1961年には技術家庭科棟が完成し、1965年には学校給食が始まりました。その後、1976年に三重県教育優良校表彰を受ける等、学校の発展が続きました。

市立中学校時代

2004年には志摩市立東海中学校に改称され、2018年には再び安乗中学校と統合し、現在の形になったのです。

施設の紹介

学校の施設には校舎のほか、体育館、技術家庭科棟、部室棟、さらには広大なグラウンドといったスポーツを行うための施設が整っています。これらの施設は教育活動や部活動に活用されています。

通学区

通学エリアは東海小学校区とし、阿児町甲賀、国府、志島、立神、安乗の各地区の生徒たちが通学しています。

校歌と学校行事

校歌は森下愛子の作詞、米田天海の作曲により作られ、3番まであり、校名の「東海」という語が2回登場します。学校行事としては、4月に始業式と入学式、5月には体育祭と修学旅行が行われ、11月には文化祭、3月には卒業式が実施されるなど、多彩な行事があります。

部活動

学校では多様な部活動があり、野球部、バスケットボール部、卓球部、ブラスバンド部、文化部、ソフトテニス部などが存在します。また、郷土芸能クラブも設立されており、安乗の人形芝居を披露しています。

進路

多くの生徒が、高校へ進学します。地元の志摩高校への進学者が多い一方、伊勢市内の学校への進学者も増えています。

交通

学校までのアクセスは、三重交通甲賀小学校前バス停から徒歩で約14分（1.2km）の距離です。

このように、志摩市立東海中学校は地域に根ざした教育活動を通じて、生徒の成長をサポートし続けています。

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